全てのアクトのフォト&レポートを終了直後にアップ!現場の空気を伝えるエリアレポートも!

LAKE STAGE 12:50

現在進行形の強靭なロックと生きていく意志

THE BACK HORNのステージはサウンドチェックから始まった。まず菅波栄純(Gu)、岡峰光舟 (Ba)、松田晋二 (Dr)の3人が姿を見せると、栄純の「なんかやりますか」という一言をきっかけにジャムセッションが行われる。6月にアルバムツアーを終幕させ、絶賛曲作り期間中の彼ら。それもあってか、このセッションからは音を出したくて仕方ない! という衝動が感じられ、この日この場所でしか体験できない特別な空間を作り出していく。
4人が揃い「こんにちは、THE BACK HORNです!」と山田将司(Vo)が叫ぶと、言葉はこれだけで十分。すでにホームと化したLAKE STAGEの観客は待ってましたと大盛り上がりだ。それを受けてバンド側も“幾千光年の孤独”で絶唱を轟かせ、“声”の終わり際には光舟が片手でベースを掲げて直立不動するなど、初っ端からトップギアである。

「今年もこのROCK IN JAPAN FESTIVALに出させていただくこと、本当に誇りに思います。音楽は最高、こうやって生きてることはとっても最高だなと噛みしめて、THE BACK HORNの時間にしていきたいと思います!」というMCを挟み、生きていく意志を歌う“その先へ”を披露。後ろを顧みずに突き進んできたこのバンドが、《共にゆこう》と歌えるようになったという事実に感極まってしまった。そして次は“夢の花”。ギターソロが刷新されていて、ファンキーな16分のノリが加わったのだけど、それは昨年スガ シカオ with 菅波栄純として本フェスに出演した経験が大きいと思う。終盤も鉄板曲のオンパレードだ。ダークなダンスナンバーの“コワレモノ”でコール&レスポンスをし、“コバルトブルー”で突っ走り、“刃”の大合唱で圧巻のライブを締めくくった。(秋摩竜太郎)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。