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LAKE STAGE 11:40

11回目で、一番熱いベボベの夏!

初日のLAKE STAGE、2番手は今年で結成から15周年、メジャーデビューから10周年を迎えたBase Ball Bear! 今年3月に湯浅将平(Gt)が脱退して3人になったが、今回のステージは田渕ひさ子(Gt)による超強力サポート。1曲目の“BREEEEZE GIRL”から彼らの登場を待ちわびたオーディエンスの熱い声援を受けながらエネルギッシュな演奏を響かせた。関根史織(B&Cho)によるコーラスも清涼感を添えながら、しょっぱなから堂々の貫禄を見せつけるのはさすが。そのまま“曖してる”に雪崩れ込むと、今の彼らが生み出すグルービーかつファンキーな音像に、汗だくで踊りまくる観客が一体となって凄まじい景色を描き出す。LAKE STAGEを見渡してギターを弾く小出祐介(G&Vo)の表情はクールだが熱い想いは音になって、すぐ隣の湖をも波立たせそうなほど!

「ROCK IN JAPAN FESTIVALには11回連続で出させてもらってます。11回出させてもらってる中でも、今日はベスト1か2くらいの熱さです。晴れ男ですみません!」と小出。そして堀之内大介(Dr&Cho)がタフなビートを刻んで“short hair”へ。後半、小出の歌声がひときわエモーショナルに響き渡ると、まさに11回目で最高の沸点へと向かうべく4人が渾身のアンサンブルを奏でた。

ステージ両端の関根と田渕が小刻みにジャンプしながらプレイする様も壮観だったラストの“祭りのあと”まで、とことん楽しくて本当にあっという間に感じたひととき。オーディエンスが腕を振り上げたり手拍子をしたりと、思い思いにベボベのロックに応えている様が夏のワンシーンをまた更新していった。(上野三樹)

この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。