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PARK STAGE 14:00

ロックソングの上に未来に向かう意志が咲く瞬間

℃-uteに引き続き、こちらも2年連続2度目の出演のLiSA。勢い良くステージに駆け込むや否や「こんにちは、LiSAです! 今年も準備いい?」と挨拶。そうして歌い始めたのは8月24日にリリースのシングル表題曲“Brave Freak Out”。つまり、現時点ではリリース前の新曲が初っ端から演奏されたのだ。エッジの効いたロックソングを目の前に、腕を高く掲げながら応えるオーディエンス。マイクに向かいながらその姿を見渡す彼女もどうやら手応えを感じているようで、とても清々しい表情をしている。攻めの1曲目、作戦は大成功である。

1曲目を終えたところで「去年はめちゃめちゃ暑かったんですけど、今年は涼しいですね。でもここにいるみんなが暑くて熱くてヤバいと思うくらいのセトリを用意してきたのでお願いします」とサディスティックに宣言。「全員踊れー!」と煽りながらフィールド一面を沸騰させつつも、ステージ上の彼女も自らの身体を振り回すように踊りまくっている。まるでアスリートのようだが、これこそがLiSAのパフォーマンススタイルだ。そのストイックさは、サポートバンドが一際ハードに音塊を吐き出す“L.Miranic”でも当然緩むことはない。「ここでみんなと遊びたい曲があるんだけどいい?」と紹介された“Rising Hope”、全員で分かちあう《「僕は要らない まだ見たい未来があるから」》というフレーズがひたすらに「次」へと立ち向かう彼女の姿勢をさらに裏付けたのだった。

あっという間に駆け抜けて早くもラストチューンの“コズミックジェットコースター”へ。いくつものピースサインが空へと伸び、オーディエンスのジャンプで地面が揺れるラストシーンの最中、LiSAは「叫べ!」「もっと!」「最高!」と渇望感を露わにしていた。(蜂須賀ちなみ)
この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2016」は9月16日発売予定です! 全ライブアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。