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レコード会社移籍、そして最新シングル『俺たちの明日』をきっかけとして、再び走り抜くべきルートの焦点を合わせて輝き出した感のあるエレファントカシマシ。今日の彼らは元東京事変のヒラマミキオ(g)と夏も参加した蔦谷好位置(key)を迎えた6人編成でのステージで、カリスマのあるフロントマンを中心にぎゅっとタイトに纏まっていくという、ロックンロール・バンドの美しさを濃縮したようなアンサンブルで魅せてくれた。「最高の時間を過ごせそうだなエヴリバディ!!!」。そう叫ぶ宮本のテンションも最高の地点で燃え続けていて、オーディエンスの胸元めがけて剛速球で投げつけられる辛らつなメッセージも、噛みしめるように語り掛けられる温かなメッセージも、その全てが圧倒的な説得力を持っている。

夏のRIJにも、冬のCDJにも何度も出場してくれている超ベテランのエレカシだが、なんだか今日のステージではどの曲も瑞々しく、ひょっとしたら初々しく思えるほど新鮮に響いてきたのが印象的だった。ラストではステージの上手へ下手へと全力疾走で走り抜け、オーディエンスに感謝とシンパシーを伝えた宮本。最初から最後まで、潔いまでの情熱と新たな決意が漲っていたステージだった。(粉川しの)