KANA-BOONのアルバム『DOPPEL』リリースまであと7日!

KANA-BOONのアルバム『DOPPEL』リリースまであと7日!

※『DOPPEL』の発売までカウントダウンしつつ、アルバムの楽曲を1曲ずつレビューしていきます。

M-5 “東京”
『わかってないのは僕だった』に収録されていた“東京”。bridgeでメンバー全員にキーワードインタビューをしたときに、「東京」という言葉を挙げていろいろ語ってもらった。生粋の大阪っ子であるKANA-BOONにとって、東京は敵の基地みたいなものだったという。そして、彼らの思い描く東京は、どこに行ってもビルばかりでピカピカ光っていて明るくて、星の見えない、冷たい街だったという。そんな彼らの東京観がよく出ているのが、この“東京”という曲だ。混沌とした「東京」で、「僕」は「君」を探すが、見つからない。「君」と再び出会える確率は宝くじで3億円当てる可能性よりも低いと分かりながら、それでも探さずにはいられない。つまり、ここでの「東京」は「出会えなさ」の象徴なのだ。抑えめのテンションがサビに向かって盛り上がっていくところ、鮪のヴォーカルが上ずっていくところの緊迫感が何度聴いてもぐっとくる。個人的には、これからまさに羽ばたこうとするKANA-BOONの、ある瞬間の不安と緊張が込められている気がしている。

全然関係ないけど、この曲の歌詞に《アリの巣みたいなこの街で》というフレーズが出てくるんですが、チャットモンチーは《ハチの巣みたいだ 東京》と歌ってましたね。

あと1週間で、いよいよ発売日。

M-1 “1.2. step to you”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90804
M-2 “ワールド”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90810
M-3 “ウォーリーヒーロー”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90892
M-4 “MUSiC”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90954
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