KANA-BOONのアルバム『DOPPEL』リリースまであと9日!

KANA-BOONのアルバム『DOPPEL』リリースまであと9日!

※『DOPPEL』の発売までカウントダウンしつつ、アルバムの楽曲を1曲ずつレビューしていきます。

M-3 “ウォーリーヒーロー”
アルバム『DOPPEL』には過去曲と新曲が混ざり合って収録されているが、この“ウォーリーヒーロー”は新曲のうちのひとつ。SNSやネット社会に対する苛立ちを歌っているような歌詞と同様、サウンドもハードだ。谷口鮪は『ROCKIN'ON
JAPAN』12月号のインタヴューで「ここまでちゃんと的を射て抵抗しようというのは初めて」と語っているが、確かに、これほど明確に「敵」を想定して攻撃性を発揮している曲はKANA-BOONにはない。それほどまでに鮪を掻き立てたものとは一体何なのか。上に「SNSやネット社会に対する苛立ち」と書いたが、じつはこの曲の核はそこにはないと思っている。《ギラギラした明日の正体は/いつだって孤独なんだって》という一節、つまり、最終的に人間は孤独なのだという認識こそが、この曲を生み出している。「ギラギラした明日」を掴むために、孤独と向き合うという宣言なのだ、この曲は。自分の声を忘れるな、自分の存在の意味を忘れるなというメッセージは、取りも直さず自分自身の存在と声で勝負してやるという意志である。


M-1 “1.2. step to you”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90804

M-2 “ワールド”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90810
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