BRADIO

最高! ファンクは幸福と興奮への直行便

ラメの衣装をギラギラきらめかせていた真行寺貴秋(Vo)、大山聡一(G)、酒井亮輔(B)、田邊有希(Dr)が、まず放ったのは“Back To The Funk”だった。とびっきりのファンクサウンドによって、みるみるうちにダンスと笑顔に溢れた空間と化したフロア。サポートのキーボードプレイヤー、ふたりの女性コーラスも実に楽しそう。あらゆる場所を幸福感で満たしてしまうBRADIOの素晴らしいパワーが、早速、堂々と発揮されていた。

「お前たちともっと踊り明かしたい。一緒に遊ぼう!」、貴秋がアフロヘアをフワフワ揺らしながら叫んで突入した2曲目“スパイシーマドンナ”。居ても立ってもいられない様子の人々が、ダンス天国となっているフロアに次々加わる。「2016年にひとつだけやり残したことがあるんだ」という呼びかけに応えて巻き起こったコール&レスポンスの一体感も圧倒的なものだった。続いて披露された“Playback”は、美しい歌声のハーモニーやスウィートなメロディを鮮やかに発揮……とにかく楽しい場面の連続であった。

「いいこともあったけど、辛いことや悔しいことも目立つ1年だった。みんなの愛を感じると自分たちを肯定できる。愛に溺れてます」というMCを挟んで突入した後半戦の盛り上がりも素晴らしかった。“-Freedom-”は、2017年1月に発売されるアルバムに収録される新曲ながら、歌詞の一節を一緒に歌う人がたくさんいた。そして、ラストを飾ったのは“Flyers”。彼らは「来年もみんなと最高の音楽を作ろうぜ! 愛してるぜ!」という言葉を残して去って行ったが、実に満足そうな表情を浮かべていた。(田中大)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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