[Alexandros]

山あり谷なし。ロックのときめきがスパーク!

SEが鳴り響き、川上洋平(VOCAL & GUITAR)、白井眞輝(GUITAR)、磯部寛之(BASS & CHORUS)、庄村聡泰(DRUMS)が登場。メンバーがズラリと並ぶ空間を観ているだけでもなんだかワクワクしてしまう[Alexandros]の存在感は、いつにも増してすごかった。後方までぎっしり詰まったフロアから湧き起った猛烈に熱い歓声。そして、とびっきりのロックサウンドが、我々めがけて押し寄せてきたのであった。

彼らが用意していたセットリストは、最新アルバム『EXIST!』の収録曲はもちろん、お馴染みの代表曲も随所に散りばめていた。「騒ぐ準備はできてるのか?」「暴れ足りない奴いるか?」など、我々を煽る言葉を時々、洋平が放ちつつも、インターバルはほとんどなし。大合唱を巻き起こした“Kick&Spin”。フロアを沸かせるダンス天国となった“Starrrrrrr”。ロマンチックなメロディでうっとりさせてくれた新曲“SNOW SOUND”……などなど、印象的な場面が続いた。

とにかく熱いライブだったのだが、とてもほのぼのする瞬間もあったので触れておこう。全曲の演奏が終わり、白井、磯部、庄村が去った後、ひとりだけステージに残った洋平がギターを弾きながら少し歌ってくれたのは、この時期に聴くのが最高に嬉しい“12/26以降の年末ソング”だった。《愛想笑いで頑張った自分を/少し褒めてあげよう》というフレーズを、あの場にいたあらゆる人々が、胸をキュンキュンさせながら噛み締めたのではないだろうか。今やロックスターとしての華を放ちまくる存在となった[Alexandros]。しかし、彼らが実は持っている素朴な温かさを感じたエンディングとなった。(田中大)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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