次は、COSMO という名のステージにぴったりのアクトが登場。宇宙まで踊らせる3ピースといえばこのバンド、avengers in sci-fi!　SEに合わせて待ちきれんとばかりにハンドクラップが響く中、メンバーが登場。木幡太郎(G&Vo&Syn)の「アー・ユーレディ!?」という第一声から、“Homosapiens Experience”がスタート。入口には入場規制中の看板が掲げられるほど大入り満員のフロアが、いっせいに踊り出す!　2曲目はその状況に拍車を掛ける“Beats For Jelous Pluto”。歌いながらシンセとギターを交互に弾いて、しかも隙あらば踊る太郎。さらにマイクをスタンドから外し、ステージ前方で「踊りたいか!?」と煽ると、“IbizaSunset”へ突入。稲見喜彦(B&Vo&Syn)がハンドクラップを促すと、フロアにもどんどん広がっていく。そして長谷川正法(Dr)のドラムから“Hyper Space Music”へと繋げる。MCでは太郎が「うちの母ちゃんも来てるんですよ。俺の百倍くらいパンチが効いてるんでヒヤヒヤしてる」という秘話を暴露しつつ、リリースされたばかりのミニアルバム『Jupiter Jupiter』から、“Univerce Univerce”をプレイ。サビで照らされたフロアは、歓喜で輝いていた。そして、ちょっぴり切なく踊らせる“NAYUTANIZED”でフィニッシュ。魅せる、聴かせる、踊らせる、三拍子そろったサイファイ・ミュージックが全開で発揮されたパフォーマンスだった。(高橋美穂)