英国の大晦日はHootenanny!


★約一週間遅れの話題ですが。

日本の皆さん、年末年始はいかがお過ごしでしたか?
筆者は去年2010年の大晦日もロンドンでくすぶってました。

本当は「暗い、寒い、惨め」な英国の冬から今度こそは脱出して、
西インド諸島なんて贅沢なことはいわなくても、
せめて南欧かモロッコあたりのビーチで新年を迎えたい、、、。

と目論んでいたのですが、
年末ラッシュの編集業者にそんなホリディ物件を物色する時間も余裕もあるわけがなし。
(運良くブッキングしたとしても、多分あの大雪で結局空港で足止め!になってたんだろうけど、、、)。

それに年末休み中に終えなきゃならない原稿も溜まってるし、
行き損ねていた歯医者にも行かないとそろそろ痛み止めが効かなくなってきたし、
いいかげん美容院にも行かないと髪もいつの間にか腰の辺りまで伸び放題、、、。
それにゴミ箱をひっくり返したようなクラウチ・エンドのボロ家も、年に一回ぐらいは大掃除をしなきゃ!!!

ということで、結局大晦日は大掃除を終えた後、
★恒例のBBC番組=Jools Hollandの『Hootenanny』を観ながら新年を迎えることに。

因みに、この『Hootenanny』は、
BBC2の人気音楽番組『Later ,,,with Jools Holland』の年末特番で、
1993年12月31日にスタートして以降、毎年大晦日の11:00PM~新年の1:00AMにかけて必ずオンエアされる。
英国人にとってもこれを観ながら年を明けるのが、今やすっかり恒例行事に(つまり英国版の『紅白歌合戦』みたいなもんです)。

今年もロジャー・ダルトリー(The Who)やカイリー・ミノーグ、
Vampire WeekendやToots Hibbert(Toots & the Maytals)、
Plan Bやアリソン・モイエ(覚えてます?80sに人気を博したあの女性歌手。昔の半分ぐらいの体型にスリム・ダウンしていてビックリ!)etcの豪華ゲスト陣を迎え、盛大に2011年へ。

新年へのカウンド・ダウンでは上の写真を見てもお分かりのように、
Scots Guards(キルトを着用したバッキンガム・パレスの近衛師団)まで登場し、
出演者全員がバグパイプの伴奏付きで”Auld Lang Syne(蛍の光)”を大合唱、そしてHappy New Year!!!Hootenanny!!!を連呼。

筆者も出前一丁の年越しソバを食べながら、
なんとか無事に2011年へ突入しました♪
今年もよろしくお願いいたします~。


あ、番組タイトル『Hootenanny』の語源は、
スコティッシュ&ゲール語で「年最後の日=大晦日」からきているのだそう。
そういえば昔からスコットランドのほうがイングランド本土より「お正月」を盛大に祝う習慣があった、という話も聞いたことがあるな。
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