ストロークスからLCD。2000年代を代表するNYバンドが2夜連続のMSGを感動に包む。

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さっそく、全然関係ないのですが、日本の皆さん日本時間の今朝ロンドンで行われていた日本チャリティ、ネットラジオで聴いてましたか?かなりの早朝だったので、無理かと思いますが、最後、ビーディ・アイが”アクロス・ザ・ユニバース”をカバーして、ラジオだから私も映像は見えてなかったんですが、なんと、日本国旗の前で歌ったそうです。リアム泣けるぜ!きっと児島さんが熱いレポートをしてくださると思うので、楽しみです。ライブは1週間再放送されるそうですので。





で、本題に戻って。NYで4月1、2日とニ夜連続で行われたマジソン・スクエア・ガーデン、ライブに行って来た!


方や3枚のアルバムを作った後、5年のブランクを経て新作を完成させ堂々の帰還にして、初の誇り高きマジソン・スクエア・ガーデンに大大大絶叫と歓迎を受けて大ステージに立ったストロークス。方や、完璧と言える3枚のあと、この大舞台における大パーティを最後にバンドを解散しようというLCDサウンドシステム。両バンドとも、2000年代に、NYでしか鳴らしえなかった音を鳴らして、時代に風穴を開け、そこを手がかりに、今ある新たなシーンを生み出した重要なバンドだ。


自分も含め二日続けてMSGに行ったニューヨーカーは大量にいたんじゃないかと思う。日本の時期で言えば、始業式か卒業式か卒業パーティか、興奮の旅立ちの瞬間が凝縮したような嬉さも悲しみも入り乱れの二日間。街の誇りというようなストロークスのライブがあまりに雄々しくて感動し、LCDのライブには、ジェームス・マーフィーがいかに街で最も愛される男なのかを痛感。共通するのは、出かける前からこんなにわくわくしたライブは久しぶりで、それは来ていたみんなもそうだということが、様々な気合いの入り方と興奮で伝わってきた、ということと。ライブがめちゃくちゃ良いというだけでなくて、どこか熱いものがこみ上げてきてしまうということだった。とりわけストロークスは、今年の夏フェスで、どんなことがあっても観逃してはいけないバンド一番乗りにして筆頭!!!!!この日のライブで私の最も好きだった瞬間は、なんとジュリアンが勢い余って”ラスト・ナイト”の出だしを、早く歌っちゃったことだ。あり得ない失敗だけど、そこが最高に良かったんだああああ!!!!!!


LCDは、最後に”New York I love You"を歌ってそこで白い風船が落ちてくるのは、このツアーの最初からそうだったので分かっていたんだけど、その曲が流れる瞬間までは、最後のライブなのに、悲しいと思うこともなく、世界最高のパーティで最高に楽しむんだ、という気分で会場に行く前からキッズを興奮させてくれたことがさすがジェームス・マーフィーの才能なのだ。なんと3時間40分の後、その曲に来てしまった瞬間、ううう、終わらないで、と誰もが思い、ジェームスも、演奏をゆっくりにしていたくらいだったけど(涙)。でも、このNYで最もクールな男、来た人達の心の特別な場所を彼が獲得したことを改めて確信する本当に素晴らしいライブだった。


あ、そうそうストロークスにはエルヴィス・コステロがデヴェンドラ・バンハート(写真一番下&益々男前)に続き、突然告知なしで前座で登場。しかも、”Pump It Up”、”Radio Radio"、”What's so Funny About"の3曲だけを演奏するという最高のエイプリルフールジョークをかましてくれ、またLCDのほうは、ツアーも一緒にやったし絶対に出ると思っていたんだけど、アーケイド・ファイアの、ウィンとウィルとレジーナがコーラスで参加した!という豪華なおまけもあった。が、それがハイライトというわけではまったくなかったのだ、当然。


ちなみにアーケイド・ファイアと共演の瞬間はこちらでhttp://www.youtube.com/watch?v=Kais8JUDawo&feature=related。この日”お葬式”というテーマで観客も黒か白の服で来るように言われていたのに、ウィン・バトラーだけカラフルなのがちと気になる。まあいいけど。


ちなみにLCDのライブ生中継を見逃した方はこちらで。http://www.youtube.com/watch?v=BgoooO-3MPQ&feature=youtu.be


詳しくは、またコレポンにてレポートさせていただきます!!!


そして最後に、震災の関係で、日本では発売が遅れていたストロークスの最新作『アングルズ』も、今週4月6日に発売になりますので!


photographs by Mayumi Nashida
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