グリーン・デイのマイク・ダーント、ビリー・ジョーの逆上事件とその後の顚末を語る

グリーン・デイのマイク・ダーント、ビリー・ジョーの逆上事件とその後の顚末を語る

3月15日にサウス・バイ・サウスウェストでライヴに復帰し、3月28日からはツアーを再開させることを明らかにしたグリーン・デイだが、マイク・ダーントは昨年9月のビリー・ジョー・アームストロングのライヴ中の逆上事件やその顚末についてローリング・ストーン誌に明らかにしている。

ビリーは9月21日にアイハートラジオ・フェスティヴァルに出演中にステージで突然逆上するという事件を起こし、ステージでギターを破壊すると「俺はファッキン・ジャスティン・ビーバーなんかとは違うんだよ、このクソバカ野郎!」と絶叫してステージを放棄し、その数日後、リハビリ施設に入所したことが明らかになった。バンドは3部作となった新作『ウノ!』『ドス!』『トレ!』を引っ提げたツアーも予定していたが、ビリーの治療のため、年末から予定されていた分のツアーはいったん中止扱いになった。

マイクは元々ビリーはひどく衝動やドライヴに駆られたタイプの人間なのだと説明し、そんなビリーが大好きだとしていて、親友と一緒にバンドをやってこれまでやってきたことをやることができて本当に自分は恵まれていると語っている。しかし、その一方で事件が起きた当時、スケジュールがあまりにも過酷になっていたことも認めていて「山を登っているまっただ中でまた別な山を登ろうとするって、本当にやる必要があるのかなって思ったりはしてたよ」と語っている。

また、ビリーの様子にも事件の兆候は見えていたこともマイクは認めている。

「みんなで目をつむっちゃったんだよね。『みんな、自分のことは自分で面倒をみような』ってね。っていうのは『アメリカン・イディオット』から俺たちはずっとハードに仕事を続けてきてたからなんだ。その間、(変名バンドの)ザ・ネットワークのアルバムもやったし、(サイド・プロジェクトの)フォックスボロ・ホット・タブスもやったし、ミュージカルもやったし、ライヴ盤もやって、それから『21世紀のブレイクダウン』もやったわけだからね。アルバムの間にはものすごい量の作品を書いていて、日の目もみてないものも多いわけだからさ。あの仕事っぷりを振り返ると『一体、なんてペースなんだよ、これ?』って思っちゃうんだよね。俺たちのやってきたことの半分程度でも普通の人ならもう発狂してるよ」

また、事件の当日にビリーが会場入りすると明らかに様子がおかしいとマイクは直感し、ずっと気を付けていたつもりだったが、事態は手の付けられない方向へ転がってしまったという。ビリーとは子供の頃からの付き合いのマイクはなんとかとしようと、バックステージでプロレスごっこまで試みたとか。「それでガス抜きができればと思ったんだけどさ……薬物と酒の手にかかってるとなると、それだけじゃお祭り騒ぎになってくれないんだよね」とマイクは振り返っている。
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする