ブリンク182のトラヴィス・バーカー、飛行機恐怖症のためオーストラリア公演に同行しないと発表

ブリンク182のトラヴィス・バーカー、飛行機恐怖症のためオーストラリア公演に同行しないと発表

ブリンク182のドラムのトラヴィス・バーカーは飛行機恐怖症のため、バンドのオーストラリア公演には同行できないことを明らかにしている。

トラヴィスは2008年に飛行機事故に遭って九死に一生を得る経験をして以来、飛行機に乗れなくなったことで知られていて、バンドが再結成してからのこれまでの海外公演についてトラヴィスは船舶を乗り継ぐなどして移動をこなしてきた。しかし、オーストラリアは船や陸路を乗り継いでも日程的に無理だということで、別のドラマーを立てることがバンドのオフィシャル・フェイスブックで発表された。

また、トラヴィスは次のようにファンに謝罪している。

「今度のブリンク182のオーストラリア・ツアーに俺が同行しないことについては本当に申し訳なく思っています。前回飛行機に乗った時に飛行機が墜落して、乗客の4人が亡くなって、そのうちの2人が俺の親友だったという体験を俺はまだ乗り越えられてません。もし、俺抜きでツアーをやるんなら、気兼ねなく別のドラマーを立ててくれとバンドには言ってあります。いつかまたオーストラリアにはたぶん船で行けるといいなと思ってます。今回についてはあいにくスケジュールと見合う船が見つからなかったのです。ファンのみんなには繰り返しごめんなさいと言わせてください」

トラヴィスは2008年にサウスカロライナ州からカリフォルニア州に向かうチャーター機に搭乗したところ、飛行機が墜落し、生存したものの重度の火傷を負うことになった。事故ではトラヴィスのアシスタントだったクリス・バーカー、それとスタッフ2名とセキュリティ1名の計4人が命を落とすことになった。トラヴィスとコラボレーションをよく重ねていたDJ AMも飛行機に同乗し、生き延びたが翌年薬物の過剰摂取で他界した。

現在活動を再開させているブリンク182は、2004年頃から活動を休止したがっていたボーカルとギターのトム・デロングと、バンドを継続したがっていたボーカルとベースのマーク・ホッパスとトラヴィスとの間で亀裂が大きくなり、05年からは活動休止に追い込まれていた。しかし、08年にトラヴィスがこの飛行機事故に遭い、一命をとりとめると、病院にかけつけたトムとマークはトラヴィスと共にバンドの再開を決めたことで知られている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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