にわかに浮上したレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン新作制作説だが、ギターのトム・モレロはこれを否定している。

今回の新作制作説はブラック・サバスのギーザー・バトラーがブラッド・ウィルクには今年レイジとの仕事が入っていると発言したことに端を発していて、現在ブラック・サバスの新作制作に参加しているブラッドはレイジとの仕事のためブラック・サバスの春のツアーには参加できないかもしれないとギーザーは言い及んでいた。

しかも、レイジは今年はツアーを予定していないため、ブラッドの言う「レイジの仕事」とは新作制作ではないかとにわかに話題になり始めたのだが、トム・モレロはツイッターでのファンからの質疑応答に応え、この新作制作説について否定している。

ファンからの「ぶっちゃけ、レイジの新作はあるの、ないの?」という問いにトムは「残念ながらないね」と返答。「トム・モレロがレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの新作はないと……俺たちこの先どうやっていけばいいんだあ?!?!」という嘆きに対してはトムは「1999年以来やってきたようにするしかないってことかな」と的確に答えている。

しかし、その一方でレイジ・ファンらは、トムが新作制作をここまで否定するのなら、ブラッドのレイジの仕事とは、まだ発表されてはいないが、やはりツアーがあるということではないのかと望みを繋いでいるようだとギグワイズは伝えている。

レイジは2011年11月以来、ライヴは行っておらず、昨年末のファーストの20周年記念に合わせた取材にトムは「この先バンドがいかなる形で演奏を行うか否かについてはまったくわからない」と語っていて、次のようにも説明していた。

「（バンドの）みんなは兄弟であって、戦友でもあるけど、今後いかなる形で音楽をやるかどうかについてはまったくわからない状態なんだよ。現在、計画はまったくなくて、どんな方向性もないんだ」