北アイルランドのベルファストで21日と22日に開催されたテナンツ・ヴァイタル・フェスティヴァルで、フー・ファイターズのヘッドライナー出演時の音が大きすぎたと周辺住民からクレームがついているそう。
初日のヘッドライナーを務めたフー・ファイアーズの演奏は会場から4マイル(約6.4キロ)も離れた住民からの苦情を呼んだとBBCが伝えている。
実業家のグレイン・マッガーヴィーは「うーだのあーだの、それとドラム・ビートなど、かなり正確に聞こえましたよ」と語っていて、会場となったオズボーン・パークから1マイル(約1.6キロ)ほど離れたところに住むエイリーン・フィーは音があまりにも大きくて自宅の「窓ガラスがビリビリ震えた」と証言し、次のようにも振り返っている。
「単純に自分は今コンサート会場にいるんだなって思えるくらい音が大きかったです。家で他になにをする気にもなれませんでしたから」
地元の役所の職員のクレア・ハンナは音をめぐって苦情の電話をいくつも受けたことを明らかにしている。「かなり例外的にといっていいほど音が大きかったですね。これだけの規模のコンサートが行われるのは歓迎すべきことですが、静かに夜を過ごす住民の権利とも折り合いをつけなければなりません。大半の住民は一晩くらいちょっと羽目を外したいと思っている人が多いとわかってくれてはいますが、2日続けてこういうことが続くとまた苦情も増えるでしょうね」
ここ数週間にわたってフェスティヴァルでの音量が取り沙汰されることが多く、今年の夏のロンドンのハイド・パークでのさまざまなライヴ・イヴェントについては逆に音が小さすぎるとオーディエンスから不満が上がっている。
なお、22日のテナンツ・ヴァイタル・フェスではザ・ストーン・ローゼズがヘッドライナーを務め、他にフローレンス・アンド・ザ・マシーンやマーヴェリック・セイバーらも主演した。フー・ファイターズは今週末のレディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルへの出演を予定している。
(c) NME.COM / IPC Media 2012