ノエル・ギャラガー、V・フェスティヴァルで"スーパーソニック"を金メダル2冠のモー・ファラーに捧げる

ノエル・ギャラガー、V・フェスティヴァルで"スーパーソニック"を金メダル2冠のモー・ファラーに捧げる

8月18日にエセックス州チェルムスフォードで行われたV・フェスティヴァルに出演したノエル・ギャラガーはオアシスの"スーパーソニック"をロンドン・オリンピックで陸上5千メートルと1万メートルで2冠に輝いたイギリスのモー・ファラーに捧げた。

この日、自身のソロ楽曲群とオアシスの楽曲で観衆を喜ばせたノエルはアコースティック・ヴァージョンの"スーパーソニック"の演奏に入る前にロンドン・オリンピックで陸上金メダル2冠を手にしたモー・ファラーに曲を捧げ、オーディエンスの熱狂的な反応を呼んだ。

観客もこの日はノリがよく、ノエルに盛んに「リアムはどこ? リアムはどこ?」と呼びかけ、ノエルもこれをわざと聞き間違えたふうに「イアンならバックステージにいるよ」とザ・ストーン・ローゼズのイアン・ブラウンのことを引き合いに出した。

この日のステージはそのザ・ストーン・ローゼズがヘッドライナーを飾ることになり、90分に及ぶセットで観客の歓喜を呼ぶことになった。イアン・ブラウンはファースト・アルバムのジャケットの模様をほどこしたウィンドブレーカーで登場し、「ジャケット気に入ってもらえた?」とイアンは観客に問いかけてから"アイ・ウォナ・ビー・アドアード"の演奏に入った。その後、"マージー・パラダイス"が大シンガロング大会になるとイアンは「本当にありがとう。みんなはマージーサイドで溺れたりしないでくれよ」とこの曲の歌詞とヒートン・パーク公演後に失踪しマンチェスター運河で遺体となって発見されたファンのことをほのめかしながらオーディエンスに語りかけた。

バンドはファーストからは全曲披露し、それ以外にも"ラヴ・スプレッズ"、"テン・ストーリー・ラヴ・ソング"、"サムシングズ・バーニング"、"サリー・シナモン"などの楽曲も披露した。締めの"アイ・アム・ザ・レザレクション"では花火も打ち上げられ、絢爛なフィナーレを迎えることになり、ボブ・マーリーの"レデンプション・ソング"が流れる中、バンドはステージを後にした。

あるファンは会場に『NME』に対して「これを観るために一生待ってきたんだよ」と語った。「とてつもないショーだったよ」。

早い時間の出番ではヒップホップ・デュオのリズル・キックスがヒット曲やダンス対決などを交えたライヴで好評を博した。ジョーダン・スティーヴンスは観客に向けて「今年はイギリスにとってはいい年だった」と語った。「オリンピックもあったし、即位60周年もあったし、スポーツでは盛り上がってるけど、一番盛り上がるはずなのは11月にボンド映画が新しく公開されるということだから、ここでスカンクさせてもらうぜ」と呼びかけて"ジェームズ・ボンドのテーマ"に合わせてスカンク・ダンスを披露した。

その一方でレヴァレンド・アンド・ザ・メイカーズのジョン・マックルーアは本物の音楽はなにかと出番中に説教を始めザ・ストーン・ローゼズとザ・シャーラタンズは「ギターを伴ったまともな音楽でインチキはないから」絶対に観るようにと観客を説得した。

チャイルディッシュ・ガンビーノは演奏中に機材に不具合が出るなどのアクシデントに見舞われたが、その間、チャイルディッシュはV・フェストとインセスト(近親相姦)に韻を踏ませるフリースタイル・ラップを披露した。電源が戻ると、バンドはアデルの"ローリング・イン・ザ・ディープ"のジェイミー・エックス・エックス・リミックスのヴァージョンの演奏を披露した。

舞台裏ではさまざまな招待客が見かけられ、プロフェッサー・グリーンは交際相手でテレビ番組『メイド・イン・チェルシー』のミリー・マッキントッシュとともに子犬のグレーのブルドッグを連れているところを目撃されている。ザ・ゴシップのベス・ディットーも『NME』をリル・ウェインが読んでいる写真をプリントしたTシャツ姿で見かけられた。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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