ノエル、U2の無料配信にちなみコールドプレイ新作のリリース形態を大胆予測

ノエル、U2の無料配信にちなみコールドプレイ新作のリリース形態を大胆予測

ノエル・ギャラガーは先日、ラジオ4の『マスターテープス』という番組に出演し、ソロ・デビュー作『ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ』の制作プロセスについて語った。

さらにU2がiTunesで新作『ソング・オブ・イノセンス』を無料配信したことについて訊かれると、ノエルは次のように答えている。

「音楽をタダで配ったりするのには、同意できないね。アルバムというのは、作るのにかなりのコストがかかるものなんだからさ。まあ、当然U2はこれ以上、金はいらないのかもしれないし、それは良かったですね、という感じだけど、俺はこの先も、絶対に無料配信とかはないね」

無料配信は結果として音楽の価値を下げることになるかと訊かれて、ノエルはさらに付け加えている。

「いや、俺の音楽の価値が下がることはないね。じゃあ、U2はどうかというと、それは俺にはわからないよ。ただ今でも、たくさんの人たちが彼らのライヴに足を運んで、実際、最高のライヴなわけだからね。まあ、1つ確実に言えるのは、U2はファンを2人増やした。アルバムが無料配信されてから、俺の息子2人とも、今じゃU2の大ファンだからね」

「そもそも全てはレディオヘッドから始まって、今でもいろんなバンドがあの手法に対抗するリリース形態を探っている状態なんだ。たとえば、カイザー・チーフスが『自分の好きな形にアルバムを仕上げてくれたら、1ポンド支払うよ』とか言ってたのを覚えてるけど、それってどういうことなんだよ? 逆に、聴き手に1ポンドを払うとはどういうことだ、という。次作で、コールドプレイがどういうリリース形態を編み出してくるか、興味深いね。ある日突然、ドアベルが鳴って、ドアを開けると、クリス・マーティンが立っている、みたいなさ。でもこれって本気でありえると俺は思ってるよ。『どうも、こんにちは。コールドプレイの新作です』といって、クリスが新作を手渡してくれるんだ。それで、『あ、ありがとう』とこっちが答えると、クリスはそのまま続けるんだ。『ベーシストは今、雨どいを修理していて、ジョニーは裏庭をきれいにしてます。ウィルは確か、燃えないゴミをまとめて出す準備をしているはずなので、のんびりしていてください』。でまあ、これで終わりかと思ったら、クリスがまた戻って来て、『忘れるところでした。10ポンドです』と言って、10ポンドを手渡してくれるんだ。とにかく、この先何が起きるかなんて、全くわからないよ。ただ1つ言えるのは、俺からタダで何かをもらおうと思っても、それは絶対にない」

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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