ケイト・ブッシュ、英チャートに8作品同時ランク・イン。女性アーティストとしては初

ケイト・ブッシュ、英チャートに8作品同時ランク・イン。女性アーティストとしては初

8月26日からロンドンで35年振りとなるライヴ・シリーズに乗り出しているケイト・ブッシュだが、これまで発表してきた11作品のうちの8作品がトップ40入りするという、女性アーティストとして初の快挙を果たしている。

ケイトはロンドンのイヴェンティム・アポロで22公演のライヴ・シリーズに取り組んでいて、その追い風を受けて、マドンナが1987年に打ち立てた女性アーティストとしてイギリスのアルバム・チャートのトップ40内に3作品ランク・インさせるという記録を大きく上回る偉業を成し遂げることになった。

トップ40内に入った作品には『愛のかたち』『天使と小悪魔』『雪のための50の言葉』『ライオンハート』などが含まれ、11枚の全作品がトップ50以内に入ることにもなったとオフィシャル・チャーツ・カンパニーが伝えている。男女関係なくトップ40以内でケイト以上にアルバムをランク・インさせたアーティストはエルヴィス・プレスリーとザ・ビートルズのみで、エルヴィスは1977年に他界した後にアルバム12枚がランク・インすることになり、ビートルズは2009年にリマスタリング再発が行われた際に11作品がランク・インすることになった。

チャート順位の詳細は6位に1986年のコンピ盤『ケイト・ブッシュ・ストーリー』、9位に85年の『愛のかたち』、20位に11年の『雪のための50の言葉』、24位に78年のデビュー作『天使と小悪魔』、26位に89年の『センシュアル・ワールド』、37位に82年の『ドリーミング』、38位に80年の『魔物語』、40位に78年の『ライオンハート』、43位に05年の『エアリアル』、44位に11年の『ディレクターズ・カット』、49位に93年の『レッド・シューズ』となっている。

なお、ケイトは今回のライヴでは携帯機器などで写真は撮らないようにファンに呼びかけていて、次のような声明を発表している。

「私たちはスタジアムや大きな会場ではなく、あえて親密なシアターを会場に選びました。だから、そこでの写真や映像の撮影行為は控えていただきたいのです。私はiPhoneやiPadやデジタルカメラ越しではなく、直接オーディエンスの皆さんとコンタクトを取り、ライヴ経験を皆さんと共有できればと考えています」

(c) NME.COM / IPC Media 2014

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