キャット・パワーが、ボブ・ディラン伝説のライブを完全再演。その真意にインタビューで迫る!

キャット・パワーが、ボブ・ディラン伝説のライブを完全再演。その真意にインタビューで迫る!

ボブ・ディランの有名なライブ『〜Bob Dylan Live 1966, The “Royal Albert Hall” Concert』を丸ごと再演、その模様を収めた『Cat Power Sings Dylan〜』も大好評のキャット・パワーことショーン・マーシャルにロッキング・オン6月号で取材させていただきました。この素晴らしい「トリビュート」に挑んだ背景や作品に込めた様々な思いを語ってくれましたので、ファンの皆さんはどうぞ楽しみにしてくださいませ。

筆者がカウントした限り、ショーンはディランのカバーを一番多くやっている。2003年初来日時に少しおしゃべりした際にも、彼女はBGMに『Bob Dylan Live 1975, The Rolling Thunder Revue』を流していた(筆者もすごく気に入ったので、後日早速CDを買いに行きました)。紙面の都合で残念ながら記事には含められなかったが、このオブセッションに近いボブへの愛情はいつから始まったの?と訊ねたところ、ファンガール丸出しな思い出話が炸裂。中でも爆笑だった、パティ・スミスとのくだりを以下に。

「27歳だった頃、パティと話していたら、(パティ・スミスのややダミ声なNYアクセントを真似て)『ボブはまあ、私のBFみたい人ね〜』と言われて。私は即ムカッときて、『ちょっと待った! 彼は私のBFなんだけど!!』みたいな? パティもすぐに『いやいや、だから本当の〝BF〟ってわけじゃなくて、自分はそれだけボブ・ディランが好きだってこと』と説明してくれて、こっちも納得したっていう」。……思わずユーミンの〝彼から手をひいて〟が頭の中に鳴り響きましたが、彼女たちのように素晴らしい女性アーティストの「ミューズ」だなんて、ディランも男冥利につきるんじゃないでしょうか。(坂本麻里子)



キャット・パワーの記事が掲載されるロッキング・オン6月号

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