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WING TENT 14:40

愛すべき「暑苦しさ」でWING TENT大沸騰!

さあさあ、WING TENT の5番手はNUBO。まずはサブ(Drums)、K-zoo(Bass)、Wakai(Guitar)が登場すると、バトルのような3人のセッションが、オーディエンスの期待をさらに高めるオープニングテーマとして鳴り響く! そして一成(Vocal)、tommy(Vocal)が登場したあと、「遊ぼうぜー!」というtommyの叫びを皮切りに始まった1曲目は“Such one”。ハンドマイクでアグレッシヴに動き回りながら叫ぶように歌うヴォーカル陣を筆頭に、溢れ出すのはとびきり陽性のサウンド。オーディエンスが両腕を高らかに挙げ、熱烈な歓迎モードでそれを迎え入れる。WING TENT にはムワッとした熱気が立ち込めていた。




全体的に溌剌としたサウンドでありながらも少しの切なさを滲ませた“RESHINE”を経て、「暑い、暑い、暑苦しい!」とtommy。「暑苦しいやつ、最高。暑苦しい時間帯、最高。暑苦しいバンド、最高。この環境バッチリじゃねぇか!」とさらにオーディエンスを焚きつけ、フロアからはウオーッと地響きのような歓声が上がる。「Yeah Oh~♪」と大合唱が巻き起こった“Turn to the right”など、間髪入れずに投下される演奏を目の前にして、オーディエンスのテンションは右肩上がりに上昇していくばかりである。「嫌なことを発散する音楽も大好きだけど、俺らは音楽でいろんなことを思い出せるようにしたいから!」というtommyの言葉のもと、その多幸感が途絶えることはない。 “Present changes past”が明るい明日へと向かうポジティヴな祈りとしてまっすぐに鳴るなか、後ろまでビッチリ詰まったオーディエンスをしっかりと見渡すメンバー。5人とも、本当にいい表情で笑っていた。「頑張れよなんて俺は言いたくねぇんだ。でも俺は、あんたらのこと見てると頑張れるわ!」――そんな言葉とともに届けられた“Circle”で迎えた大団円。演奏が終わっても5人が完全にステージから去るまでなかなか止むことのなかった歓声が、オーディエンスの興奮を物語っていた。(蜂須賀ちなみ)



この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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