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PARK STAGE 16:20

音楽の「楽しさ」がキラキラと輝く瞬間

日の光が和らぎ始めたPARK STAGEにはWEAVERが登場。SEなしで姿を見せた3人はお辞儀をしてからスタンバイ。本日GRASS STAGEでトリを務めるBUMP OF CHICKENの“天体観測”を杉本雄治(Piano & Vocal)がしっとりとピアノで奏でるという特別な場面から、奥野翔太(Bass & Chorus)→杉本→河邉徹(Drum & Chorus)の順にソロを繋げ、3人一丸となって熱を高めるセッションへ。「おまたせしました、WEAVERです! JAPAN、準備はいい!?」杉本が爽やかに挨拶すると、歓声が辺り一面に広がる――というこのオープニングだけでも、スポンジのように様々な音楽性を吸収&独自の形でアウトプットしていくWEAVERの真価が発揮されまくっている、最高の幕開けだった。




「3年ぶりに帰ってきました! これまではずっとWING TENTだったんですけど、ようやく太陽の下に出てくることができました!」と杉本。「今日は僕たちと一緒に思いっきり幸せになれたらいいなと思います。よろしくお願いいたします!」という言葉通り、彼らの音楽がカラフルに花開けば、自然とハンドクラップが発生し、いつの間にかみんな笑顔になっているPARK STAGEである。自らの代表曲“Shall we dance”にファレル・ウィリアムス“HAPPY”を掛け合わせた“Shall we dance(Mashup Ver.)”では、奥野と杉本はピアノの連弾も披露。続けて新曲“Boys & Girls”も演奏した。ピュアな好奇心と探求心でもって自らの音楽を輝かせていく3人がいて、その音楽と降り注ぐ陽光を浴びるオーディエンスがいる――青空の下に広がるその景色は、あまりにも美しかった。

エレキギターを持った杉本がエッジの効いたカッティングを繰り出し、空気を切り裂くような“管制塔”へ。そして奥野と河邉のダブルドラムを土台にしたサウンドと、オーディエンスのシンガロングが寄り添いながら放物線を描いた“Free will”で終了。音楽におけるあらゆる「楽しさ」がギュッと詰まった至福のひとときだった。(蜂須賀ちなみ)


この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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