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SOUND OF FOREST 15:45

灼熱のロックを浴びて、好きなように遊び倒せ!

Silent Sirenから一転、SOUND OF FORESTには男気溢れるヤツら、KNOCK OUT MONKEYがやってきた! ステージに4人が揃うと“Wonderful Life”を歌い始めるw-shun(Vocal, Guitar)。《枯れた声から喜びが 漏れる位 吠えて歌い/ガムシャラにハシャイで 汗流して》というフレーズは彼らの自己紹介にはあまりにもピッタリすぎる。dEnkA(Guitar)や亜太(Bass)は時にはステージ上を駆け回ったり自らの楽器を振り回したりしながらエネルギッシュなプレイをし、ナオミチ(Drums)は大きく振りかぶりながらパワフルにビートを刻む。“Bite”までの3曲連続演奏に沸き立つオーディエンスに対し、「ヤバない? 想像以上のもんをみんなから貰ってるんで後先考えずにやっていきます」とw-shun。「日陰で休んだり、前に来たり、絶対に変わりないのは……ここに集まった人全員音楽好きだから集まっているんだと思うんで!」とオーディエンスをさらに焚きつける。




“実りある日々”(ミニアルバム『0 → Future』収録)では一際大きな歓声が。「ロックは好きですかー!?」というw-shunの叫びに「イェーイ!」と応えるオーディエンス、さらに《ひたちなかはみんなフリーダム》とこの日ならではの歌詞に替えて歌ってみせるw-shun……という音楽のなかで行われるコミュニケーションに思わず笑顔になる。そして“Paint it Out!!!!”曲中、「俺らのこと初めて観てくれる人結構多いと思うんですよね」と尋ねるw-shun。「6、7年前か、ツアー廻っても全然お客さんがついてなくて。でも今はこんな景色を見させてもらって。やっぱそういうもんっすよ。たくさん楽しんで、たくさん吐き出して、いろんなもん貰って、フェスってそういうもんですよ!」「ロックが好きな人は手を挙げてください。(オーディエンスを見渡しながら)よう見える! 最高やぞ、これ!」とその喜びをダイレクトに表したのだった。ラストは“Sunrise”で大合唱を巻き起こして終了。音楽の力を信じてやまないKOMだからこその快演だった。(蜂須賀ちなみ)


この4日間の模様を凝縮した「ROCKIN'ON JAPAN増刊号 ROCK IN JAPAN FES.2015」は9月12日発売予定です! 全ライヴアクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

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