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3日間の中でも一段と暑く感じる、ROCK IN JAPAN 2012、最終日。SEASIDE STAGEのトップバッターを飾ってくれるのは、現役高校生シンガーソングライター、家入レオ!
白い肌と華奢な体で1曲目の“イジワルな神様”からパワフルにシリアスに、伸びやかな歌声で届ける。「家入レオです。今日は短い時間ですが、最後までみなさんと楽しんで行きたいので、宜しくお願いします!」と挨拶。しょっぱなから凛とした彼女のステージングと歌に込められたひたむきな闘志はしっかりと伝わり、“Shine”では会場いっぱいのオーディエンスの腕が上がった。続く“Hello”の優しく柔らかなメロディも集中力と一体感いっぱいに届けられ、素敵な時間に。そして9月12日にリリースされる新曲“Bless You”では「愛が欲しい」という葛藤を強く訴え投げかけるように歌い、熱量を増したバンド・サウンドと共に、SEASIDE STAGEのオーディエンスの気持ちをひとつにした。
お客さんの「待ってました!」的な大歓迎が感じられたデビュー曲“サブリナ”では、キャッチーなメロディを、堂々たるヴォーカルと観客を煽りまくるステージングで披露。「私、背がちっちゃいんですけど、後ろの方まで見えてますか?」とみんなに問いかけていたけれど、彼女が歌を放つ姿は、既に大物感が漂っていた。ひとりじゃないよというメッセージが、ここから君に歌っているよという強い想いが、丁寧にダイレクトに伝わってくる、恐るべし17歳の初出演だった。(上野三樹)