メニュー


本日のWING TENTのトップは、ロッキング・オンの音楽サイト「RO69」が行っているアマチュア・コンテスト「RO69JACK 2012」の優勝アーティスト2組のうちの1つ、Noise and milk。京都を拠点に活動している、「洋楽っぽい」とか「洋楽好き」というよりも「まんま洋楽」「まんまUK」な音を出す、平均年齢20歳の3ピース・バンドです。入賞後に撮影したライヴ映像でもそうだったけど(こちらです http://jack.ro69.jp/contest/jack2012/artist/23393)、フロントの2人は、今日もサングラスをかけて登場。当然のように英語詞。当然のように歪んだギター主体のサウンド。そして、当然のように……いや、これは「当然のように」じゃないか。甘く、美しく、流麗で、抑揚がはっきりしているんだけど、いわゆるニッポン歌謡曲テイストがまったくないメロディです。優勝を勝ち取った曲“Next Untouchable”(2曲目にやりました)のほか、“Rescue Common Life”“Dirt”の、計3曲をプレイしたんだけど、3曲ともすべて、そんな強いメロディを持つ曲だった。いい曲書けます、このバンド。あと、そのメロディを形にしていく、普通に声を張るだけでちょっと狂気がにじむような、Shiogai Naoya(Vo&G)のヴォーカルもいい。まるで音を叩きつけるかのように、あっという間にステージは終了。ほとんど身じろぎもせずにステージを見つめていた、でも、みんなその場から離れなかったオーディエンスから、大きな拍手が贈られた。(兵庫慎司)