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SEに合わせて熱い手拍子が湧き起った中、バンドメンバーが先にスタンバイ。続いて、笑顔を明るく輝かせながら登場したmiwa。身に纏っているふんわりしたピンク色のシャツが眩しい。彼女がフライングVを構え、スタートした1曲目は“いくつになっても”。軽快に刻まれるリズムに誘われ、陽気にステップを踏み始めたお客さん達。「みんな盛り上がってる? miwaです。楽しみにしてきたので。森のみんなも元気? 気持ちいい!」、挨拶を挟んですぐに演奏再開。瑞々しい歌声を真昼の青空に向かって力強く響かせた“441”。ブルージーでルーズなサウンドをじっくり躍動させた“FRiDAY-MA-MAGiC”。バンド感溢れる楽曲を立て続けに聴かせてくれた。

「みんな楽しんでる? すごいよ。森の方も後ろの方もありがとう! ここのステージは初めてですけど、気持ちいいです。ありがとう。じゃあ、新曲をやっちゃいます」と言って始めたのは、エレクトロ的なエッセンスが香る“ヒカリへ”。“chAngE”のイントロでmiwaが黄色いタオルを振ると、フィールド全体で夥しい数のタオルが回転し始めた。miwaグッズだけでなく、他の様々なアーティストのタオルも一緒に揺れるカラフルな光景は、フェスならではのものであった。そして、ラストを飾ったのは“again×again”。この曲でもお客さんたちがタオルを振りながら熱く盛り上がった。バンドメンバーたちと並びながら、ギターをダイナミックに刻むmiwaが凛々しい。アウトロで彼女はお客さんたちと笑顔を交わし合って演奏は終了。実に楽しいひと時であった。(田中大)