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スタート前からフィールドは後方エリアまでがお客さんでいっぱい。みんなのはち切れんばかりの期待が周囲から伝わってくる。そして、いよいよライヴがスタート。“ぱみゅぱみゅレボリューション”が大音量で鳴り響き、キッズダンサー(きゃりーキッズ)と共にきゃりーぱみゅぱみゅが勢いよくステージに駆け込んできた。瞬く間にフィールド全体に広がった手拍子の輪。2曲目“CANDY CANDY”に至る頃には、腕を掲げて飛び跳ねるお客さんのエネルギーが地面をブルブルと力強く震わせていた。

“おねだり44℃”が終わり、MCタイム。「改めましてこんにちは! きゃりーぱみゅぱみゅです。うわあ凄い人! 太陽から出る空気が熱過ぎるので、水分補給をして倒れないようにしてください。わたしも水分補給しますね。中田ヤスタカさんからロック・イン・ジャパンは楽しいと聞いていました。こんなに人が集まってくれてありがとうございます」。そしてライヴ再開。中盤戦以降は“みんなのうた”“PON PON PON”“きゃりーANAN”……身体を使って一緒に楽しめる曲が連発された。

「いやあ、楽しいですね! わたしは太陽が苦手なんです。今日はアネッサを大量に塗ってきました。みなさんも日焼けには気をつけてね。将来シミになってしまうから」。ホンワカしたトーンのMCが和やかな笑いを誘う。そして、ついにあの曲が飛び出した! 「次は“つけまつける”です! 一緒に歌ってくれますか? 踊ってくれますか?」。曲を始める前に軽くお客さんと一緒にフリを練習して本番へ! 練習の甲斐あって、圧倒的な一体感が生まれた。お父さんに肩車されている子供たちも、実に楽しそうにフリを真似していた。

「さようならではなくてまた会いましょうという、元気が出る曲です」と紹介し、ラストを飾ったのは“ちゃんちゃかちゃんちゃーん”。凄まじいクラップが巻き起こる、素敵なクライマックスとなった。「ありがとうございました! また会いましょう! 暑さに気をつけろよ! ばいば~い!」と、きゃりーぱみゅぱみゅときゃりーキッズがステージを去った後も、暫くの間夢見心地のウキウキ感が周囲に漂っていた。(田中大)