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初日のGRASS STAGE、最後のアクトはKREVA! ハードなサウンドが鳴り響いて緊張感を煽る中、ステージ中央までゆっくりと歩いてくる登場から、かなりの存在感。1曲目“基準”から堂々たるパフォーマンスを繰り広げ、“ストロングスタイル”、“成功”と畳み掛けると、もったいぶりながらサングラスを外し、ニカッと笑ってみせた。
「ずっとROCK IN JAPANに出させてもらってて、今年で9年。遂にトリまでたどり着いたぜ!」と嬉しそうにMC。「そんな記念すべき今日を、もっと記念すべき日にすべく、新曲を披露したいと思います」と“Na Na Na”へ。さあ、飛ぼうぜ!という言葉を合図に、どこまでもみんなで飛べるようなサビがあり、祝祭のビートがGRASS STAGEを包み込む。
その後もSONOMIをステージに招いて“ひとりじゃないのよ feat.SONOMI”などエンターテイメント性の強い楽曲を披露するとステージは一層カラフルに。更に「この最高の舞台を見せてやりたい奴がいるんだ、みんなに覚えてもらいたい奴がいるんだ、紹介するぜ!」と三浦大知と共に“蜃気楼 feat.三浦大知”を。この大観衆を前に堂々と麗しい声で歌い踊る三浦大知、さすがである。KREVAも楽しそうに一緒に歌っている、が、しかし!貪欲に上を目指すのがKREVAである。「初日、2日目、3日目ってどんどん盛り上がっていくんでしょ?それじゃ悔しいじゃない?初日から全力出しませんか?」と煽ると“OH YEAH”でのコール&レスポンスを細かくレクチャーし、その後の盛り上がりは半端じゃなかった! そして「ROCK IN JAPANの風物詩!」とULを招き、KICK THE CAN CREWの“イツナロウバ”を披露したりと、盛りだくさんの本編となった。 アンコールは「ここまで来たから」と感慨深そうに、彼のソロ第一弾シングル曲“希望の炎”を。そして“アグレッシ部”へ続くと、どんな時も自分を信じて挑戦を続けてきたKREVAが築いた素晴らしい景色が広がった。晴れやかな顔で「集まったみなさんに拍手を、ゲストたちに拍手を、KREVAでした、どうもありがとう!」と初日のGRASS STAGEを感動的に締めくくった。(上野三樹)