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朝方までの曇り空が一転、気づけばスコーンと抜けた青空が広がっている。どうやら今年のROCK IN JAPANも本格的な晴天に恵まれたようだ。そんなピーカンの空の下、WING TENTをダーティーに塗り替えるコイツら、The Mirrazが登場!"僕はスーパーマン"の地を這うグルーヴと畠山(Vo&G)の性急なリリックが放たれた途端、WING TENTにカオティックな空気が満ちていく。そのまま"CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい"へ雪崩れ込むと、フロアから突き上がる無数の拳! The Mirrazのライヴならではの、バンドとオーディエンスによる背徳的な共犯関係は、この日もガッチリと結ばれているよう。
今年1月までサポート・メンバーだったケイゾー(B)と佐藤(G&Cho)が正式加入したことにより、分厚くソリッドなアンサンブルもさらに磨きがかかっている印象だ。「暑くない? 大丈夫? (恐らく晴れ空の下、敢えてThe Mirrazのライヴを観に来ているという意味で)お前ら頭大丈夫か?」と、畠山が言葉少なに天邪鬼っぷりを覗かせた後は、"ハッピーアイスクリーム"へ。それまでの攻めの姿勢から一転、まばゆい光に包まれたステージ上から、やさしくやわらかな音のシャワーが振り注ぐ。その後は「新曲やるわ」として"ラストナンバー"をプレイ。「アナタに会いたい」という気持ちをまっすぐ無邪気に歌った軽快なサウンドが、場内をポップなピンク色に染め上げる。
その後は"check it out! check it out! check it out! check it out!""Let's Go!"と畳みかけ、彼らの曲の中でも飛びきりエモーショナルな最新シングルにして彼らの最新アンセム"観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは"でフィニッシュ! いつもの畠山による饒舌なMCはなく、ひたすら曲をやるというストイックなステージだったけど、それ故にシニカルで、スリリングで、だけどナイーヴな愛とやさしさに満ちたThe Mirrazのコアが浮き彫りになった最高のステージだった。(齋藤美穂)