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SOUND OF FOREST2日目のトリを飾るのは、最高に熱くて陽気なアノ奴ら、YOUR SONG IS GOOD!! サウンドチェック中から本気モードでプレイしていた彼ら。開演10分前には、サイトウジュン(Or/Vo)が「もう始めちゃうよ」と一言。観客からは大きな歓声が沸きあがる。これから始まるパーティーを楽しみつくす準備はすでに万端。オン・タイムで“THE LOVE SONG”がスタートすると、待ってましたとばかりにSOUND OF FORESTは物凄い砂ぼこりで包まれた。
“CATCH-AS-CATCH-CAN”で粋なソロ・リレーをたっぷり聞かせた後は、“A MAN FROM THE NEW TOWN”“NAMAENSOU SHIMAKURI NO WEEKEND”“熱帯ボーイ”と痛快なナンバーの連打。スペイシーでカラフルなオルガン、キレのあるカッティング・ギター、濃厚&セクシーに響きわたるホーン、そして、ともすると空中分解してしまいそうなサウンドをガッチリと支えるリズム隊、そのどれもが最高にエネルギッシュだ。
そして今年3月にリリースされたアルバム『B.A.N.D』の中でも象徴的なナンバー“UNBREAKABLE”へ。それまでステージを煌々と照らしていたライトがトーンダウンされ、ステージは暗闇に包まれる。ゆったりとしたテンポで進んでいくグルーヴィーなサウンドが、会場を妖艶なる世界へと誘っていく。ユアソンならではの陽気なパーティー・チューンとは一線を画す曲だが、熱量の高いサウンドはユアソンそのもの。なにしろ、頭を大きく揺らしながら濃厚なグルーヴを走らせていく6人の姿がメチャクチャかっこいい。会場からも、沢山の拳と歓声が上がっていた。
そしてあっという間のラスト。「もうラストです! これからやる曲はたくさんのミュージシャンへのリスペクトと突っ込みを込めた曲です。今まで12年やってきたけど、この先もそんな感じでやらせていただくんで宜しくお願いします!」と、名残を惜しみながらも明るいMCに続いて鳴らされたのは“B.A.N.D.”! 彼らの本領発揮ともいえる極上のパーティー・チューンに、パンパンの観客がシンガロングで応える光景は、本当に壮観だった。アンコールも熱量たっぷりのサウンドをフルスロットルでぶちかましてステージを去った彼ら。やっぱり彼らは最高のフェス・キングだ。ありがとう、ユアソン!(齋藤美穂)