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ROCK IN JAPAN FES. 2010の全出演バンドに先駆けて登場したのは、「TEENS ROCK IN HITACHINAKA 」優勝バンド、The Fickle Casket。やや緊張した面持ちで4人がステージに登場すると、朝イチからWING TENTを埋め尽くすほど集まったオーディエンスからは温かい拍手が贈られる。「おはようございます、ROCK IN JAPAN、始まりますよ!」と元気なあいさつから1曲目を披露すると、オーディエンスからは巨大なハンドクラップが! 迫力あるリズム、豪快なギター、エモーショナルに飛翔するヴォーカルで、WING TENTをぐいぐいと引っ張っていく彼らは、とても高校3年生とは思えないほどの頼もしさ。「いくぞ、オラ!」とオーディエンスを煽りつつ、WING TENTにフレッシュな熱を巻き起こしてくれたThe Fickle Casketの堂々たるライヴ・パフォーマンスに、気がつけばWING TENTから溢れるほどオーディエンスが集まって、彼らのライヴを見守っている。「The Fickle Casketでした。また会いましょう」と笑顔で語ってステージを去った4人に、WING TENTからは大きな拍手が巻き起こった。(大山貴弘)