チャットモンチー

フロア全域がチャットモンチーになった大晦日

2年ぶりにCOUNTDOWN JAPANのステージへと帰ってきたチャットモンチー。カラフルなドット柄のハッピを纏った橋本絵莉子と福岡晃子は、なんと和太鼓も持ち込まれトロピカルなエレクトロ音頭と化したウルフルズのカバー“かわいいひと”(2017年2月22日(水)リリースの『ウルフルズトリビュート~Best of Girl Friends~』に収録)で、エリアに集まったオーディエンスを笑顔にさせてしまう。そこからフォーメーションをくるくると変え、楽曲を放ってゆくふたり。手作り感たっぷりな打ち込みサウンドを絡めながらも、そのアタック感は紛れもなくロックソングのものだ。

「大晦日ですね。なんかでも、そんな気がしないですね」(橋本)「一曲目から、みんなのポカーン顔が見れてよかったです(笑)。」(福岡)と口々に挨拶すると、最新シングルの表題曲のひとつ“majority blues”が、ロックファンの心の隅にまで染み渡ってゆく。「あっちの方で赤い棒持ってる人がいて、振ってくれてるのかと思ったら、スタッフさんですかね」とえっちゃんが笑いを誘い、一方あっこは、いつかまた開催したいと語る「チャットモンチーのこなそんフェス」や2017年春からの新ツアー、多くの新曲群の話題で今後への期待感を募らせると、このフェスでは久しぶりの披露となるナンバーへ。ふくよかなアレンジとハーモニーに彩られた素晴らしい一幕だ。

愛の行く末に思いを馳せる“消えない星”の後、あっこはベースを抱え、盛大なクラップのサポートを求めながら“シャングリラ”でフィニッシュ。華麗なる変身を続ける彼女たちに、2017年も絶対注目だ。(小池宏和)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

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