the HIATUS

どこまでも眩しく強い、極限進化と覚悟の音世界

最終日EARTH STAGEにはthe HIATUSが登場! この日のアクトの幕開けは“Geranium”。伊澤一葉(Keyboard)のピアノサウンドとmasasucks(Guitar)のヘビーなギターがせめぎ合い、ウエノコウジ(Bass)と柏倉隆史(Drums)のハードなリズムがミステリアスにフロアの熱気をかき混ぜる中、細美 武士(Vocal & Guitar)の歌い上げるメロディが広大な空間を貫くように力強く響き渡る。

そこから一転、5人の研ぎ澄まされたサウンドが“Storm Racers”“The Flare”で極限炸裂! EARTH STAGEは数万人のエモーション沸き返る熱狂空間へと塗り替わっていく。「俺たちのバンドは、お前らひとりひとりを絶対に無視しないし、どんな感情のやつも全部真正面から相手にする!」。細美の覚悟の言葉に、メッセ一面の拍手喝采が広がる。

伊澤が描く音の幾何学模様&柏倉の緻密なドラムが絡み合う“Bonfire”。細美の伸びやかな歌が描き出す“Radio”の多幸感。“Clone”の目映く磨き抜かれたサウンドスケープ――。2016年7月にリリースされた最新アルバム『Hands Of Gravity』の楽曲を随所に盛り込み、格段に進化を遂げた「今」を確かに響かせていたthe HIATUS。5人の強靭なアンサンブルが、オーディエンスの魂とギアを合わせながら、刻一刻と場内の高揚感を高めていく。

MCを振られたウエノが「みなさん、来年まで生き長らえて、またお会いしましょう。よいお年を!」と呼びかけたところから、ラストは“Insomnia”“紺碧の夜に”を畳み掛けて大団円。the HIATUSという表現の訴求力と可能性を堂々と提示する、最高のアクトだった。(高橋智樹)

「ROCKIN'ON JAPAN3月号」(1/30発売)の付録は、このフェスのすべてを詰め込んだ特別別冊。全アクトのセットリスト、ライブ写真を完全網羅!

12/31のほかのライブレポート

  • HY
    GALAXY STAGE 28:10

    幕張を爽やかに照らしたロックの初日の出

  • DJライブキッズあるある中の人
    ASTRO ARENA 28:00

    DJライブキッズあるある中の人

  • banvox
    ASTRO ARENA 27:10

    banvox

  • Rhythmic Toy World
    MOON STAGE 28:15

    限界を超えた先にある共闘の絆

  • SPECIAL OTHERS
    GALAXY STAGE 27:00

    どこまでもリアルでどこまでも魔法のような音

  • 12/31のほかのエリアレポート

      CDJ16/17は終わらない! ボードにメッセージを描いているあなたが写っているかもしれない

      CDJ16/17は終わらない! ボードにメッセージを描いているあなたが写っているかもしれない

      みんなで思いっきりジャンプした4日間。18万通りのカウントダウン・ジャパンも終わらない!

      みんなで思いっきりジャンプした4日間。18万通りのカウントダウン・ジャパンも終わらない!

      CDJ16/17は終わらない! 仮装しているあなたが写っているかもしれない

      CDJ16/17は終わらない! 仮装しているあなたが写っているかもしれない

      CDJ16/17は終わらない! あなたが写っているかもしれない未公開写真Part.2

      CDJ16/17は終わらない! あなたが写っているかもしれない未公開写真Part.2

      CDJ16/17は終わらない! あなたが写っているかもしれない未公開写真Part.1

      CDJ16/17は終わらない! あなたが写っているかもしれない未公開写真Part.1