アルカラ | COUNTDOWN JAPAN 16/17 | クイックレポート

MOON STAGE 12/29 19:30

カオスとロマン渦巻く狂騒ワンダーランド

MOON STAGE2日目のトリはアルカラ！ロックの謎とスリルそのもののような稲村太佑(ボーカル)／田原和憲(ギター)／下上貴弘(ベース)／疋田武史(ドラム)のプレイと、観る者の衝動と焦燥をダイレクトに刺激する稲村のハイトーンボイスが渾然一体となって、冒頭の“ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト”からMOON STAGEをびりびりと震わせていく。

“デカダントタウン”から爆裂必殺曲“チクショー”へ、と1曲ごとに狂騒の奥底へとオーディエンスを導いたかと思うと、稲村がバイオリンを手にインスト曲“夕暮れちゃちゃちゃ”を披露したり、MCでは「♪I have a 右手〜 I have a 左手〜シワとシワを合わせて幸せ〜」とピコ太郎風に歌いながら会場の熱気を煙に巻いてみせたり、どこまでも変幻自在に、「ロック界の奇行師」はその真髄を発揮していく。

「最近、変な曲作ったから！みんなもお腹空いてきた頃やろうし」という言葉に続けて響かせたのは、TVアニメ『ドラゴンボール超』でもお馴染みの“炒飯MUSIC”！目まぐるしく展開する奇天烈ポップナンバーが、満場のMOON STAGEを揺さぶっていく。そこから一転、“はじまりの歌”“半径30cmの中を知らない”連打で、フロアをカオスとロマンの赤黒い渦へと叩き込み、“アブノーマルが足りない”で本編終了！