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GALAXY STAGE18:30

「東洋一年末年始が似合う人たち」からの、暮れの元気なご挨拶

結成から2015年までの26年間の膨大な映像を、大根仁監督が2時間弱にまとめたドキュメンタリー映画『DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-』、12月26日から全国公開スタート! その映画に出てくる曲の中から大根監督が選曲、“N.O.”の新録バージョンも収録されたサウンドトラック『DENKI GROOVE THE MOVIE? -THE MUSIC SELECTION-』も12月23日にリリースされた。
というわけで、『SMAP×SMAP』などのテレビに出演したり、公開日には新宿バルト9で大根監督と共に舞台挨拶を行い、「石野卓球、酒を片手に破天荒トーク」などとウェブニュースやスポーツ新聞で報じられたり(ワンマンライヴ時のMCに慣れている身からすると「ああ、いつもと同じだ」という感じだったんだけど、舞台挨拶としてはかなりのもんに見えたようです)、現在いろいろと話題の電気グルーヴ、30日のこの時刻のGALAXY STAGEに登場。

SEなしで石野卓球とサポートのagraph牛尾憲輔が登場、「イェイ! めっちゃウェンズデー!」という卓球のひとことでスタート。1曲目からいきなり“Shangri-La”! 曲が終わってピエール瀧、「こんばんは、電気グルーーーーーヴです!」とおなじみの挨拶。
そこから“Fallin’ Down”“Missing Beatz”“Shameful”と、ここ数年にリリースしたシングルを続け、いっぺん“FLASHBACK DISCO”で昔に振って“Baby's on Fire”でまた現在に戻り、いちばんいいところで“N.O.”をやって“富士山”でしめくくる──というセットリスト。

なお、“Shangri-La”から“富士山”までノンストップ。“Missing Beatz”ではいつものように卓球がホイッスルを吹き鳴らし、“FLASHBACK DISCO”では瀧につられてオーディエンスみんな両腕をグルグル回し、瀧の「紹介しましょう! 石野卓球大明神ー!」というコールから歌われた“N.O.”の最後では、なぜかふたりが順番に倒れて「せっかくの年末なのにー!」(瀧)「水島ー!」(卓球)という、よくわからない寸劇も。
水島というのは『ビルマの竪琴』の水島のことだと思いますが、あれ「水島ー! 一緒に日本へ帰ろう!」であって、倒れた時に呼びかけているのではない点が、少し疑問です。“富士山”でも「水島ー!」と連呼し、それに瀧さんは「ふんにゃああーーっ!」という絶叫で応えておられました。

なお、“富士山”に入る前におふたりが放った言葉は、「どうだ、結成26年のくだらなさを思い知ったか!」(卓球)、「来年もこの感じでいきます!」(瀧)でした。
ステージを去り際に瀧、「牛尾、卓球、瀧でした! よいお年をー!」。はい、よいお年を。

あ、そうだ、『DENKI GROOVE THE MOVIE? -石野卓球とピエール瀧-』、ROCKIN'ON JAPAN総編集長、山崎洋一郎も出演しています。みなさま、ぜひ。(兵庫慎司)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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電気グルーヴ

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