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GALAXY STAGE16:20

信念に裏付けられた、灼熱の忘年会パンクサウンド

2015年、新たな編成で再出発し幾多の熱いパフォーマンスを繰り広げたHEY-SMITH。猪狩秀平(Gt / Vo)、YUJI(Ba)、満(Sax)、Task-n(Dr)に加え、この12月にはかなす(Tb)とイイカワケン(Tp)も正式メンバーとして迎えられた。賑々しい登場SEの中、猪狩は右腕でギターを高々と掲げ、「COUNTDOWN JAPAN! 大・忘・年・会!! はじめるぞー!!」と言い放つや否や、熱いコーラスと、サックスやトランペットが入り乱れる“Endless Sorrow”でスタートだ。そして、生でしか味わえない熱狂を叩き出す“Download Me If You Can”に“Living In My Skin”と、無国籍パンクを放ちまくる。

“Like A Gentleman”の後、「みんな、きゃりーちゃんだって観たかったわけやろ? でも、ここを選んだわけやろ!?」と問いかけて、集まったオーディエンスの選択を全肯定しようとする猪狩。YUJIの艶のあるリードヴォーカルが映える“Jump!!”の後には、メンバーの入れ替わりに伴う活動休止期間を振り返って「音楽は自分のためにやってんねんけど、あなたたち一人一人の力が無かったら、このステージにも立てなかったと思います! 本当に感謝します!」と思いを伝える。唯一のラヴソングと紹介された“The First Love Song”でオーディエンスに肩を組め、と呼びかけ、間髪入れずに“Lonely With Everyone”でひた走る展開だ。猪狩は「ただ楽しむために来た」と言っていたが、そのための覚悟だって生半可ではない。

“We sing our song”から“True Yourself”へと突き進むステージは、フロアから上がるコーラスも、満のシャウトも、エキゾチックな情緒のサウンドに煽られて自ずと熱を帯びる。「安心してくれ。お前らが観てるバンドは、間違いなくかっこいいから!」と告げる猪狩は、なかなか認めて貰えないような環境にいても自分自身の価値観を信じて貫け、といったメッセージを投げかける。6人は目一杯眩いサウンドで“Goodbye To Say Hello”を放ち、最後には“Come Back My Dog”も叩きつけて去っていった。(小池宏和)

この4日間のすべてを詰め込んだ別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 各アクトのセットリスト、厳選ライヴ写真を掲載した永久保存版の一冊!

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HEY-SMITH

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