ウィーザーのリバース・クオモ(G,Vo)とアリスターのスコット・マーフィー(G,Vo)。J-POPが大好きであることで知られるふたりのアメリカ人ミュージシャンが、日本語で歌うために結成したScott & Rivers。COUNTDOWN JAPAN 12/13にも出演した彼らが、幕張に帰って来た。ウィーザーやアリスターのファンもたくさん集まっている様子のASTRO ARENA。そして、彼らの登場を告げるSEが流れたのだが、なんと“妖怪ウォッチ”! 陽気なサウンドに包まれながらステージに立ったスコットとリバースは、明るい笑顔を輝かせた。

「帰って来たぞ~! スコット・アンド」「リバースで~す!」、2人で息の合った挨拶をしつつ、1曲目“HOMELY GIRL”がスタート。サポートバンドと演奏しながら、爽やかなメロディを日本語で歌い上げる彼らは実に楽しそう。 “FREAKIN’ LOVE MY LIFE”と“おかしいやつ”も披露された。続いて、「カバーやっちゃっていいですか? ここにいる人はひとりも知らないない……ん? えーと、みんな知っている曲です。日本語難しい(笑)」、スコットのMCを経て飛び出したのは“ドラえもんのうた”。《♪ハイ! タケコプター》と元気いっぱいに歌う観客は、すっかり童心に返っていた。

なんと日本語歌詞をつけたウィーザーの名曲“Buddy Holly”や、ユニコーン“雪が降る町”のカバーの後、MCタイム。かつて“雪が降る町”をフェスでやった際、奥田民生がいるのに気づいて緊張したエピソードをスコットが明かし、場の空気をますます和ませる。「先週、新しい曲の配信始まりました。“カリフォルニア”っていう曲。これどういう曲?」とスコットに話を振られ、「カリフォルニア……アメリカの感じっぽい……夏だと思います」と、日本語で一所懸命に答えるリバース。そんなやり取りを挟んで、終盤に届けられた“カリフォルニア”と“君と二人で”も、観客の大合唱を誘う。実に心温まるライヴであった。(田中大)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
RO69
ロッキング・オン公式 音楽ニュースアプリ
COUNTDOWN JAPAN 14/15 公式アプリ中!
COUNTDOWN JAPAN HISTORY

もっと見る
レポート一覧