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「オイ! オイ! オイ!」という大きな歓声のなか登場したのは、ハロー!プロジェクトの5人組、℃-ute。ステージ後方のLEDに大きくその姿が映し出され、フロアの温度が一層高くなったなか披露された1曲目は、11月にリリースされたばかりの最新シングル曲“愛ってもっと斬新”。のっけより、エネルギッシュなダンスと歌で、盛り上げていく。

「ASTRO ARENAにお集まりのみなさん、こんにちは。℃-uteです」、そう告げてメンバーそれぞれ自己紹介。今年は初の海外単独公演(パリ)や、念願だった初の日本武道館ワンマン(しかも2DAYS!)も行った℃-ute。「この1年の締めくくりとして、ロック・フェスに出させてもらって嬉しい」と5人が笑顔で語ると、会場が拍手と歓声で包まれた。
ほっこりと和んだところで、アグレッシヴなダンスの“ひとり占めしたかっただけなのに”、そしてハイパー・ビートでさらにパワフルに踊る“Kiss me 愛してる”で、「カモン!」と観客を煽り、マイクをフロアへ向けコールを促す。男子の低音のコールが響き渡るなか、続けざまに“会いたい 会いたい 会いたいな”でキュートに観客をノックアウトしていった。

「みなさん、盛り上がる準備はOKですか? もっともっと、声出せますか?」と声をかけ、切なさ全開の“悲しきヘブン”へ。続いて「早いですが、これがラストの曲です」というメンバーの声に、「えー!!」と観客の声が重なる。ラストの“Danceでバコーン!”は、曲タイトルそのままに、爆発力満点のダンサブルでキャッチーなパーティー・チューン、5人はステージ狭しと動き回る。LEDに映るのは、彼女たちのとびきりの笑顔だ。熱いオーディエンスに、最後の最後まで名残惜しげに手を振り続け、去った℃-uteの5人。彼女たちへのコールは、5人がステージを去った後も、大きく大きく響きわたっていた。(吉羽さおり)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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