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3年ぶりとなるフル・アルバム『8』を9月にリリースし、現在は全国47都道府県を回るツアー「ハイサイロード ビヨンド 2013-14」ツアー後半戦の真っ只中のかりゆし58。「今年も残り35時間を切りました。今できることは、思い切り楽しむだけです!」と開演前のサウンドチェックの段階から集まったオーディエンスを煽りまくっていた前川真悟(Vo・B)。本番がはじまると、「ハイサイ! かりゆし58と言います。リハーサルで言いたいことを言いましたので、後は歌うだけです」と語り、1曲目に披露したのは大名曲“アンマー”! 大きな歓声と共に、COSMO STAGEがあたたかい手拍子に包まれる。レゲエ調のダウンビートに乗って前川のエモーショナルな歌声が、じんわりと心に深い感動を広げていった。

続く“ナナ”でオーディエンスの歓喜をさらに加速させると、「初めての人も多い中、曲が終わるたびに拍手してくれて、ありがとうございます。楽しいと思ってます、今。楽しいだけじゃ人生やっていけないぜって、ガキのころ聞かされました。でも、ライヴをやってる時だけは、楽しいだけで良いと思いませんか!」と前川が叫び、最新アルバム『8』収録の痛快なロックチューン“カイ・ホー”でオーディエンスの心を解放させていく。さらに中村洋貴(Dr)の鳴らすビートが疾走する“少年は旅の最中”へと続ければ、オーディエンスの掲げる手でフロアが埋め尽くされた。

オーディエンス一人ひとりに届けるようにじっくりと歌った“証”では、ラストには「ここにいるすべての人、ありがとう友よ、ありがとう」と語りかけ、フロアから大きな拍手と歓声が起こる。その心温まる歌で、COSMO STAGEいっぱいに集まったオーディエンスの心を虜にすると、フロアに鳴り響く手拍子に乗せて“オワリはじまり”をワンコーラスだけ前川が歌い、「どうか良い一日を。かりゆし58でした!」と語ってステージを去った4人。心にやさしい風が吹き抜けていくような、爽快で心地良いひと時だった。(大山貴弘)





この4日間の模様を凝縮した別冊付録を、「ROCKIN'ON JAPAN3月号(1/30発売)」に封入! 全ライヴ・アクトのセットリストは、そちらに掲載されます。
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