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「いろいろ難しい問題の山積みの日本――凹んだ気持ちでいる人も多いでしょうけど、そんな状況も貫くタフなビート、みんなの心に確実に届くリリックを持った最強のアーティストだと思います!」との『ROCKIN'ON JAPAN』編集長:山崎洋一郎の前説に続いて、2日目GALAXYのトップバッター:RHYMESTERがイン・ダ・ハウス! 「COUNTDOWN JAPAN~! 一発目、トバすぜ!!」と駆け出してきた宇多丸が叫んで、相棒・Mummy-Dとの流れるようなマイク・リレーで“そしてまた歌い出す”からキックオフ。すぐさまフロアにはいくつもの腕がバウンスし、続く“Just Do It!”では《やるときゃやるぜ やってやんぜ》とGALAXYの士気を高めてみせる。更に“付和Ride On”のお祭りビートとコール&レスポンスでフロアはどこまでもホットに! さすがは自他共に認める“キング・オブ・ステージ”、前戯ナシで飛ばしまくる圧巻のスタート・ダッシュだ。「いいんですか? アジカンやってますよ? アジカンやってんのにこっちに来るみなさまは、よっぽどの……バカ? 内省的なとことか、ないよね?」というMCでフロアは抱腹絶倒! 「人間ナメんな!! これまで歴史を積み重ねてきたんだから、来年以降、必ず立ち上がれますから!!」と力強いメッセージもトバしつつ、「オッサンたち必死ですよ! 必死にやってる人間をワロタ、ワロタって……まぁ俺も笑いますけどね、そういうの、“余計なお世話だバカヤロウ”!!」と、この一年に溜め込んだ怒りやら鬱憤やらを洗いざらい爆発させて、盛大なコール&レスポンスのもとフィニッシュ!! ライヴ中、来年早々にレコーディングに入ること、そして次の作品にはタフな時代に勝ち残れるビートとリリックを乗せる!と意気込んでいたので、RHYMESTERの2012年に期待大!(奥村明裕)