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さあ、ついにこの時がやって来た。COUNTDOWN JAPAN 10/11、GALAXY STAGEのカウントダウンを託されたのは、日本人離れしたタフでタイトなロックンロールでシーンの先端を突っ走るTHE BAWDIES!! 「ちょっくらご挨拶させてもらっていいですか?」としてサウンドチェックを始めた瞬間から、超満員のオーディエンスから無数の拳が突き上がる。もうフロア中が50分後に訪れる「その瞬間」まで待ちきれないといった感じだ。
そして23:20、本編スタート。黒いスーツでキメた4人が威勢よく飛び出すと、地鳴りのような歓声が沸き起こる。そしてオープニングの“I'M A LOVE MAN”へ。バコン!バコン!と爆発する重量感あるビートの上で、ザクザクとしたリフが火の玉のように転がっていく。何と言っても、スリムな身体のどっから声を出しているのかと思えるほど、野太くしゃがれたROYのシャウトがフロアの熱を一気に沸点へと引き上げる。その後は、全ての瞬間がハイライト。「大きな声で叫べば叫ぶほどロックンロールは喜ぶんです!」というROYのアジテートを挟みながら、ソリッドでグルーヴィなロックンロールが次々と叩きつけられ、フロアを手の波が覆い尽くす。途中のMCタイムではROYがメンバーの来年の抱負を披露する場面も。その内容はというと、TAXMAN(G)は「婦警に一本背負いされたい」、JIM(G)は「2013年に地球が滅亡すると言っていたマヤ文明の予言が心配で眠れない」、MARCY(Dr)は「毎日楽しく過ごせればいいな」でした。
そして。どっしりと時を刻んでいくようなミドル・テンポの“JUST BE COOL”が終了したところで、時刻は23:56。メンバーが楽器を床に置いてバンドの歴史を遡っているところで、「60」の文字がヴィジョンに出現。そのまま50秒、30秒、15秒、さらにGALAXY中の声が「10、9、8、7、6……」と時を刻んで「0!」とコールしたところで銀テープ発射!! ステージ上では「“はっぴー”ニューイヤー!」と言って揃いの半被を羽織るメンバー。「2011年最初に食すのはコレだー!」と“HOT DOG”へとなだれ込み、ひときわ大きくフロアを揺さぶっていく。さらに「最後はやっぱり花火でしょ」というROYのフリから必殺ナンバー“YOU GOTTA DANCE”をブチかまし、最後は「ワッショイ!」コールでフィナーレ! 今にも沢山の福が舞い込んできそうな、2011年の最高の幕開け。THE BAWDIES、ありがとう!!(齋藤美穂)