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いよいよ終盤に差し掛かってきた、二日目のEARTH STAGE。さらに熱狂を高めるべく登場したのは、すっかり大舞台を張れる存在となったチャットモンチー! SEに合わせてハンドクラップが起こる中、3人が登場! 橋本絵莉子(Vo/G)の「こんばんは、チャットモンチーです!」という可愛らしい挨拶から、ライブはスタート。高橋久美子(Dr)のスティックに合わせハンドクラップも巻き起こり、早くもフェスらしい祝祭感に満ちていく。福岡晃子(B)の逞しいベースと、橋本のハイトーン・ボイスの対比も絶妙だ。フロアを埋め尽くしたオーディエンスも、じっと見入っている。そんな中で、福岡が「久美子さんが、面白いことしてくれるそうで」と振ると、何と高橋が謎かけを披露! 高橋「2011年の日本とかけまして、どらやきを買ってもらった子供と説きます」、福岡&オーディエンス「その心は?」、高橋「ケーキがいい!」……上手いっ! 大歓声! 喜んだ高橋、二発目を披露。高橋「2011年のチャットモンチーとかけまして、キャベジンを飲んだ久美子と説きます」、福岡&オーディエンス「その心は?」、高橋「調子がいい!」……あっ、二回目は悲しいことに反応が微妙……いやいや、そんなあたりもチャットモンチーらしい!? しっかりと次にキラー・チューンを用意し、本業で(!!)盛り上げていた。また、この日は、来年3月にリリースされるアルバムから、新曲も2曲披露。アルバムの内容について、福岡にふられた橋本は「今までのアルバムの中で一番明るいというか、望みがあるというか」と言い、しかし福岡が「とは言え、次の曲はそんなに明るくない(笑)」と言いつつ披露された新曲は、バックのLEDにも雪のような映像が表れた、穏やかな冬の歌。そしてもう一曲の新曲は、流れるようなメロディと突き抜けるサビの、確かに明るい楽曲!楽しみな予感をたっぷり満たして、3人はステージを降りた。(高橋美穂)