お馴染みのオープニングSEが鳴り出すとともに、オーディエンスの大きな歓声でCOSMO STAGEに迎え入れられたCOMEBACK MY DAUGHTERS。オープニング・ナンバーはモータウン・ビートにCHUN2のカッティングが踊り、高本の甘いヴォーカル・メロディが溢れる“OH SMOKE SISTER”だ。小坂のけたたましいキーボードがそれを煽り立てる。“BITE ME”では伸びやかな歌に、フロア一面のハンド・クラップが頭上に鳴り響く。いや、それにしても、演奏開始から1５分近く経ったこの時点になってもCOSMO STAGEにどんどんオーディエンスが入ってきており、さすがに大盛況のカムバックなのである。“FULLY CLOSED&NAMED”では、そのキャッチーなシンガロング・フレーズに沸き立った。「来れなかった人も羨ましがるような、今日一日を楽しんじゃいましょうー！」と声を上げて歓声を浴びる高本。ソウル・ミュージックの豊かなメロディとビート、そしてパンクの爆発力を持ち合わせる、彼らのチャーミングで力強いパフォーマンスによって、音楽それ自体が歓喜の声と化してCOSMO STAGEを満たしていくのだ。ラストはカムバック作品の中でも指折りの、眩いメロディが弾けるスウィートなキラー・チューン“HAVE LANCHO”で、聴く者すべての身体と魂を揺らしていった。（小池宏和）

ホフディラン

間々田優