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 EARTH STAGEに黒々とそびえる8段積みマーシャル・アンプ! その前で舞い踊る、橘高文彦の純白のドレスとフライングV! そう、へヴィ・メタル/ハード・ロック/プログレと中央線アングラ・カルチャーの接点から80’sに生まれ落ちたロック異端児=筋肉少女帯の登場! メッセ狭しと轟く1曲目は“踊るダメ人間”。大観衆のダメ人間ジャンプもばっちりキマる。「どんな場所でも、どんなフェスでもアウェイ、筋肉少女帯だー! そんな俺たちが、流れ流れてPerfumeさんと木村カエラさんの間ってどうすりゃいいんだあ!」と大槻ケンヂの絶叫ボヤキMCも絶好調だ。さらに“日本印度化計画”のリフが、“ロシアンルーレット・マイライフ”のコーラスが、祝祭空間=フェスの空気を不穏に染めていく。“人間嫌いの歌”でEARTH一丸の手拍子を巻き起こした後は、“元祖高木ブー伝説”のゴージャス轟音と突如乱入・大西ライオンの「心配ないさ~!」と“イワンのばか”の美麗ギター・ソロが乱れ飛ぶカオスへ! 「我々は人間は嫌いですが、COUNTDOWN JAPANのオーディエンスは大好きです!」という叫びとともにラストの必殺暗黒アンセム“釈迦”へ! 衝動と歓喜が赤黒く狂い咲いた、圧巻のステージだった。(高橋智樹)