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続いてのアクトは、結成40周年を迎えた今年、11月に18年ぶり(!!)のニューアルバム『俺たちに明日はない』がリリースされたり、ドキュメンタリー映画が公開されたりと、大きな動きを見せた頭脳警察。まずは荘厳な“レクイエム”にのせて、悠々とメンバーが登場。PANTAが一言、「頭脳警察!」と叫ぶと(バンド名だけで壮絶なインパクトだ)、“ふざけるんじゃねえよ”がスタート。声と音の力が、ぶるぶると空間を奮わせていく。さらに、「今年は40周年でライヴをやり尽くしたんだけど、また来年も暴れていくんで!」とPANTAが叫ぶと、沸き起こる声援。続けて、朗々と歌い上げた“UNDERCOVER”、ずしりと戦争へのメッセージが込められた“七月のムスターファ”、寺山修司の詩を歌う“時代はサーカスの象にのって”と畳み掛ける。曲間にフロアから飛んだ「PANTA最高!」の声に、「だろ!?」と笑顔で返すPANTA。さらに、“ヒトを喰った話し”、“死んだら殺すぞ”、と、ニューアルバムの楽曲を立て続けに披露。最後は、PANTAが両手を突き上げて「ありがとう!」と叫んでから、“俺たちに明日はない”へ。ハンドクラップも巻き起こり、確実にオーディエンスの心に存在を刻みつけたことが伝わってくるパフォーマンスだった。(高橋美穂)