SIGHT 49号

2011/09/30発売

雑誌コード 09798-11
発売日 2011/09/30
定価 817円(税込)

●総力特集
私たちは、原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています。

「政治と原発」江田憲司(衆議院議員/みんなの党幹事長)
「官僚と原発」古賀茂明(経済産業省大臣官房付)
「アカデミズムと原発」小出裕章(京都大学原子炉実験所 助教)
「地元フクシマと原発」開沼博(東京大学大学院学際情報学府 博士課程)
「司法と原発」和田光弘(弁護士・新潟第一法律事務所所長)
「企業と原発」田中三彦(翻訳家/サイエンスライター)
「メディアと原発」丸山重威(ジャーナリスト/関東学院大学法学部教授)
「日本人と原発」坂本龍一(ミュージシャン)
「総論対談」内田樹(哲学者・神戸女学院大学名誉教授/武道家・凱風館館長)×高橋源一郎(文芸評論家/作家/明治学院大学教授)

●総力特集 私たちは、原発を止めるには日本を変えなければならないと思っています。
SIGHT 49号では、前号に引き続き「原発問題」を特集します。前号の特集「自民・東電・メディアが作った原発日本」では、原発事故を起こした原因は、「自民・東電・メディア」に深く根付く原発をめぐる構造の問題にあると考え、各界のスペシャリストの方々にお話をうかがいました。原発問題は戦後日本の問題そのものであること、そして、事故やその後の政府の対応といった現状を検証するだけでは問題の本質はわからない、という現実に直面した私たちは、本特集では、各分野をさらに切り分けて考えていくために、8つのテーマを設定しました。政治、官僚、アカデミズム、地元フクシマ、司法、企業、メディア、日本人。福島第一原発の事故の前からこの問題に向き合ってきた方々に、戦後日本において原発がどのように推進されてきたか、また、原発推進への異議はどのように排除されてきたのかについて、お話をうかがっています。また、特集の最後には、本誌に毎号対談を連載中、前号でも原発問題について語っていただいた内田樹・高橋源一郎両氏による「総括対談」も掲載。今日本でもっとも原発問題について重く、リアルな発言をされている方々の提言から、原発問題に向き合い、「日本」に向き合う特集です。ぜひご覧ください!

●SIGHT WATCH
斎藤環(精神科医/爽風会佐々木病院診療部長)
「社会的うつ病」とは何か
――「関係性の病理」が引き起こす現代のうつを治すには
今回のSIGHT WATCHにご登場いただいたのは、ご存知、ひきこもりをメインにした治療・啓蒙活動を行うほか、文学、映画、漫画などカルチャーの分野でも幅広く執筆・発言をされている、精神科医の斎藤環氏。3月に刊行された著作『「社会的うつ病」の治し方――人間関係をどう見直すか』では、長年専門とされてきたひきこもり治療の経験を軸に、現代のうつについての新しい方法論を展開されています。関係性の問題が引き起こす「社会的うつ」とは何か、そして現代のうつに有効な治療法について、お話をうかがいました。

●藤原帰一(国際政治学者/東京大学法学部・同大学院法学政治学研究科教授)
「世界の核戦略はどこへ向かうのか、「核のない世界」は実現するのか」

●連載インタヴュー 北野武
「脚本を語る・その2」

●連載書評対談 北上次郎×大森望
「読むのが怖い!」

●作家インタヴュー 貴志祐介

●SIGHT LINE
Dominic Nahr
“Republic of South Sudan Gains Independence”

●連載
松苗あけみ/斎藤美奈子/酒井啓子/小田嶋隆/ピーター・バラカン/泉麻人/いがらしみきお

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