乳児への性的虐待を問われて35年の刑を宣告された元ロストプロフェッツのイアン・ワトキンスと関係を持った女性が児童の猥褻写真を所持していた容疑を問われている。

女性は元風俗嬢でイアンとも関係を持ったことがあるというジョアンヌ・ジャジェリックスで、猥褻画像の所有で4件、猥褻画像の流布で2件、第3者への猥褻画像の流布の教唆で1件の容疑を問われているとBBCは伝えている。

検察のスザンヌ・トーマスは「広域捜査の一環として、当検察局はサウス・ウェールズ警察よりジョアンヌ・ジャジェリックス容疑者の証拠品の検分を依頼されました。

検察官と証拠品を吟味したところ、立件に足る証拠は揃っていて、ジョアンヌ・ジャジェリックス容疑者の罪状を追及することが社会の利益になると判断しました」と説明している。

しかし、ジャジェリックスはイアンの事件が明るみになる前から、ウェールズの警察や社会福祉事務所に対してイアンから手に入れた画像を提示しては、事件として追及することを要請していたと訴えていて、警察や社会福祉事務所は当時事件として扱おうとしなかったことをBBCなどで告発してきている。今回、証拠として押さえられた画像などはその際にジャジェリックスが提示していたものだと思われる。

なお、イアンの児童虐待事件についての当時の警察の対応を調査している独立警察監査委員会は、その調査内容が今回の検察によるジャジェリックスへの追及によってなんら影響されるものではないと発表している。

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