ジョニー・マー、スミスがファクトリーに契約を蹴られたというのはガセネタだと語る

ジョニー・マー、スミスがファクトリーに契約を蹴られたというのはガセネタだと語る

元ザ・スミスのジョニー・マーは、スミスがかつてファクトリー・レコードから契約を断れたという言い伝えはガセもいいところだと語っている。

ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダー、ハッピー・マンデーズなど、マンチェスターを代表する数々のバンドを抱えていたファクトリーだが、やはりマンチェスター出身のスミスがファクトリーに足蹴にされた事実などないとジョニーは『NME』に語っている。

「当時マンチェスターでミュージシャンをやってたら、(ファクトリーのオーナーの)トニー・ウィルソン詣でをして、四つん這いになってスタジオに入れてくださいとお願いするのがしきたりにさえなってたんだけど、僕はまっぴらごめんだったよ」

また、スミスがファクトリー独特の世界観に取り込まれてしまうのも避けたかったとジョニーは次のように語っている。
「ザ・スミスとの契約をファクトリーが却下したと、さんざん取り沙汰されてきているけど、それってほんとにただのガセネタだから。スミスがファクトリーと契約するにはまず僕を殺さなきゃなんなかったはずだよ。あのファクトリーの価値観に僕は巻き込まれたくなかったんだ。自分でも気がつかない間に髪の毛を横わけにされて、グルカ・ショーツをはかされて、ボンゴを首にかけてるようなことになったかもしれないからね。あの、別に、ア・サートゥン・レイシオに悪気があって言ってるわけじゃないからね」

なお、今月はザ・スミスのファースト・アルバム『ザ・スミス』のリリースから30周年にあたっている。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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