フェイセズのケニー・ジョーンズ、ロッド・スチュワートとの再結成を2015年に行うと認める

フェイセズのケニー・ジョーンズ、ロッド・スチュワートとの再結成を2015年に行うと認める

ザ・フェイセズのドラマー、ケニー・ジョーンズはロッド・スチュワートをヴォーカルに迎えた再結成を予定していることを明らかにしている。

フェイセズは1969年にザ・スモール・フェイセズのメンバーと、ジェフ・ベック・グループを脱退したロッドとロニー・ウッドが合流して結成したバンドで、75年に解散した。その後、09年から再結成を行っているが、現存メンバーではロッドだけが再結成に加わっていなかった。ヴォーカルはシンプリー・レッドのミック・ハックネルが務め、フジ・ロック・フェスティヴァルへの出演なども果たしてきた。

また、フェイセズが一昨年ロックンロール名誉の殿堂入りを果たした際にはロッドをヴォーカルに立てたパフォーマンスが予定されていたが、この時もロッドが土壇場でインフルエンザに倒れたため、やはりミックが代役を務めることになった。

ケニーのほか、ロッドやロニーもロッドとのフェイセズ再結成の可能性をここのところほのめかしてきているのに対して、キーボードのイアン・マクラガンだけロッドとの再結成を否定してきているが、これについてケニーはイアンがロッドと交渉が続いていたことを知らなかったからだと説明している。

「まだ話し合いといっても、かなり初期の段階だからマック(イアン)にはわかってなかったんだ。でも、今はもうしっかりわかってるから」とケニーは『ビルボード』誌に語っていて、2015年にロッドとツアーをするべく動いていると認めている。なお、イアンは昨年『アンカット』誌に2015年はフェイセスではなくてより大きなおかずがあると、ザ・スモール・フェイセズの年になると宣言していた。また、その理由についても「フェイセズの再結成はもうやったし、ロッドが結局来なかったからな」と語っている。

ケリーによれば、ケリーとロッド、そしてロニーのマネジメントでそれぞれに今回の再結成を打診し合ってきたそうで、フェイセズは「いい形では終わらなかったから、これでいい形で終れたらいいんじゃないかと思うし、そうなったら一応片はつくよね」とケリーは語っている。なお、1997年に他界したオリジナル・ベーシストのロニー・レインの役にはロッドのバンドのベーシストのコンラッド・クーシュが当たるものとされている。これまでのフェイセズ再結成ライヴやツアーではベースは元セックス・ピストルズのグレン・マトロックが務めてきていた。

なお、ケニーはザ・スモール・フェイセズの代表作ともいえる1968年の『オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク』のアニメ化プロジェクトも進めていて、近いうちに脚本を仕上げるつもりでいるとも語っている。
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