ニルヴァーナ、1993年12月ロサンジェルスでのライヴ映像の3曲分が公開に

ニルヴァーナ、1993年12月ロサンジェルスでのライヴ映像の3曲分が公開に

ニルヴァーナがロサンジェルスで最後に行ったライヴの映像がバンドと親しかった映像作家によりネットで公開されている。

映像はドキュメンタリー作家のデイヴ・マーキーが1993年12月にロスアンジェルスのグレイト・ウェスタン・フォーラム(現在のザ・フォーラム)で行われたライヴを撮ったものだが、バンドは当時『イン・ユーテロ』のツアーを行っている最中で、翌年4月にカート・コバーンは自殺している。

今回公開された映像にはザ・ヴァセリンズの"ジーザス・ダズント・ウォント・ミー・フォー・ア・サンビーム"のカヴァー、デヴィッド・ボウイの"世界を売った男"のカヴァー、そして"オール・アポロジーズ"のパフォーマンスが収録されているが、マーキーはこの映像について次のように説明している。

「30年前の今日(1993年12月30日)、ぼくは自分の地元のロサンジェルス・フォーラムでカートの脇の舞台袖から、自分の目で見る最後となったこのバンドのセットを撮った。ニルヴァーナはそれまでも一緒に仕事をしてきたバンドで、一緒にツアーにも同行し、自分の友人と呼べる人たちだった。世の中全体とぼくも一緒に本当に愛していたバンドだった(そんなことはその後二度と起きていない)。その数か月後に悲しいことにすべてが終わってしまうことになった。バンドが成功する前の1991年の楽しい様子とともに、このライヴをフィルムに撮ることができてよかったと思う」

また、昨年12月にはワシントン州ホーキアム市が4月10日をニルヴァーナの日に制定することを明らかにしている。ホーキアムはカートが生まれ育ったアバディーンから6キロほど離れた町で、カートも一時住んでいたことがあった。また、4月10日に行われる今年のロックンロール名誉の殿堂入り式典ではニルヴァーナも殿堂入りを果たすことになる。

デイヴ・マーキー監督撮影によるニルヴァーナの93年4月ライヴ映像はこちらから。
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