レッド・ツェッペリンの新リマスタリング音源、今年リリースされることが明らかに

レッド・ツェッペリンの新リマスタリング音源、今年リリースされることが明らかに

かねてからレッド・ツェッペリンの全カタログのリマスタリングを進めていると明らかにしてきていたジミー・ペイジだが、自身のオフィシャル・サイトでいよいよ今年からリリースを始めると明らかにしたという。ただ、この告知がすぐに消されてしまったところ、『ローリング・ストーン』誌がレッド・ツェッペリン側の広報に問い合わせると今年中のリリース予定は事実だと明かしているという。さらに広報は今回のリリースはオリジナル作品と同様にスワン・ソング/アトランティックというレーベル名義で行われると明らかにしている。

ジミー・ペイジの告知によれば、最初のリリースは『Ⅰ』『Ⅱ』『Ⅲ』の3枚になるということだが、それと同時にジミーは「アーカイヴの中からみつけた自分の音源」もリリースすると明らかにしていたという。ただ、この音源がソロとしてのものなのか、あるいはほかのアーティストとのコラボレーションとなっているのかどうかは不明となっている。

なお、ジミー・ペイジは2012年11月の時点で全カタログのリマスタリングに取りかかっていることを明らかにしていて、リリースのパッケージとしては「音とヴィジュアルの刺激」も用意することになるとこれまで説明している。また、カタログの再発には楽曲の別ミックスやこれまでオフィシャル・リリースにはなっていない楽曲のライヴ音源なども収録されるとジミーはしていて、次のようにも語っていた。

「カタログが最後にリマスタリングされたのは20年前だからね。これは相当昔の話だよ。今回はすべてがアナログから高音質デジタル・フォーマットに移し変えられることになるんだ。これがツェッペリン作品の一つの問題になってきたんだよね。つまり、mp3だともう笑っちゃうような薄っぺらいサウンドになってしまうんだ。そこにあったはずの音をちゃんと聴けないんだよ」

また、ロバート・プラントも昨年10月に新しい音源を発掘していることを明らかにしていて、その中にはジョン・ポール・ジョーンズがリード・ヴォーカルを取っているものもあり、「これをどうしても使いたいんだけど、ジョンはこれまでのところ、俺の方が音源を放棄する代わりに車2台と温室施設を譲ると言ってきてるんだよ。ジョン、きみがきみのオペラとともにどこにいるのかは知らないけど、世界中できみの歌が流されるのが待ちきれないだろう? ♪ラララララ~」と説明している。

なお、レッド・ツェッペリンは昨年末にスポティファイのストリーミングで全カタログを解禁にしたが、音源は今回のリマスタリング音源とは無関係なものとなっている。
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